第009回 枕の本

`92.4.15寄稿

四月ともなれば、さすがに風の強い室蘭でも、大分春めいてきます。いよいよ、「春眠、暁を覚えず」の候です。孟浩年(もうこうねん)作 「春暁」(しゅんぎょう

春眠不覚暁(しゅんみん、あかつきを、おぼえず)処々聞啼鳥(しょしょていちょうをきく)夜来風雨声(やらいふううのこえ)花落知多少(はなおつることしんぬたしょうぞ“春の眠りに明けそめたとも知らなかったが、あちらでも、こちらでもさえずる鳥の声、そうだゆうべは風雨の音がしていたさて花はどれほど散ったかしら”

つまり、気候がよい春の朝は、ねむくて〜という訳ですが、「枕」がかわるとよく眠れぬと言う人もいます。健康な眠りには欠かせぬ道具が「枕」であることはいううまでもありません。

「枕」の本と言うと、滅多にありません。「日本枕考1 」は「枕」のあれこれを語った珍しい本で、読み始めるや、心地良いねむりにさそわれること、いや、眠気がさめること。           

なお下の写真の「折りたたみ枕」は、閉じれば一枚の板になるもので、「沖縄産」多年私の愛用の品です。


  1. 清水靖彦.日本枕考.勁草書房 (1991) []

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