第192回 ミノス文明=クレタ島の文明

`2001.12.1寄稿

東西ベルリンの壁がくずれた日に、その場に居合わせた、と言うのと一寸違うが、ベルリンには居た、と言うのでも日本人には、そう沢山這い無い、と思うが、実際にその日、ベルリンにいたと言う人が、私の近くに2人いる。

一人は、白鳥台在住で、自宅の庭にバンガロー風の部屋を作り、4000冊ばかりの児童書を置いて毎週木曜日に子供達に解放、かつ貸し出しをする傍ら「おはなし読みきかせの会」の「たんぽぽ文庫」を主宰する安藤薫さんと、もう一人は母恋北町で菓子工房「モンパリ」を経営する須藤千恵子さんだ。「モンパリ」の名物=げんこつパイ、スイートポテト、よもぎ大福=大人気です。

2人共、良書を図書館に寄贈しようとする市民の運動体「ふくろう文庫」と「図書館サービスに期待する会」の世話人だ。この2人、その日の朝.ベルリン駅で、須藤さんが切符を買いに行って中々もどらぬので、安藤さんが行ってみると矢鱈な混み様で、理由はベルリンの壁がこわされた日であるからだった・・・そうだ。

こう言う2人だから、ヨーロッパのみならず、あちやらこちやらの事情に詳しいのだが、その安藤さんから.質問の電話が来た。「ミノス文明」、つまり、「クレタ島の文明」に関する事であるが、もう一度言うが、何についても詳しい人だから、質問と言うよりは、或ことについての確認と言った方がいい。

そこで私は、我が家の本棚の「クレタ文明」の棚から、5冊程をヌキ出して来て、安藤さんに示したのだが、只持って帰るのも張り合いがないから序手のことに、ここに皆さんに紹介する次第。

序手と言えば10年も前に「本の話」に書いたクレタについての文章があるので、それものせる。

'91.10.8 室蘭民報 1991年(平成3年)10月8日(火曜日)室蘭民報(朝刊)
'92.10.8 室蘭民報 1992年(平成3年)10月8日(火曜日)室蘭民報(朝刊)

この文章は文中に出てくる、元室工大の大出教授が、札幌の丸井の隣の、地下にある斉藤(と言ったかな)ギャラリーで、油絵の個展をやり、その際「牡牛跳び」の画も出品され、その解説に、貸しては呉れまいかと乞われて、画の隣に並んで展示されたもの。

牡牛跳びの図

随分と昔、私がクレタ島に行った時には、ガイドにギリシャ人の小柄美人で考古学研究所員だと言う人が付いてくれて楽しかった。

エバンズの旧居がクノッソス宮殿の近くにあったが、今はどうなっているやら?

その時、私はクレタ島からロードス島まで足を延ばした。港口をまたぐ巨人がささげ持つ大松明(たいまつ)が昔、「世界七不思議」の一つで、それ故、有名な島だが、そこのゆでたエビがものすごく美味で、本当に「ヤメラレナイ、トマラナイ、ユーデタ、エビ」なのだった。

しかも、そのエビを大盛りにして出す老人が、元船乗りで、室蘭にも寄港し、更に、浜町にあったキャバレー「Aワン」にも行ったこともある、ときかされた時は、イヤ、嬉しかったなあ。「Aワン」は、登別市に「亀田公園」を寄贈した、故亀田光司氏の経営になるもので、大学生のふところでも、夏、冬の休みに入れる位の、大衆キャバレーだった。

てなことを色々と思い出させてクレタ、否呉れて、安藤さんよ、ありがとう!!

まだあると思ったら、早や絶版、残念1

エバンスが発見したクレタ島の粘土板の線文字Bは半世紀間解読されなかったが、1952年、天才ヴェントリスによって解読された2。・・・という話。

ルーン文字 (大英博物館双書―失われた文字を読む)3

牡牛印ワイン クレタ島産「牡牛印」のワイン。

たまに、酒のスーパーに出ることあり。

見つけたら、貴女と私、お互い、知らせ合いましょう!!


  1. 迷宮に死者は住む―クレタの秘密と西欧の目覚め,ハンス・ゲオルク・ヴンダーリヒ(著) 関楠生(翻訳),新潮社(1975) []
  2. 線文字B―古代地中海の諸文字,John Chadwick(著),細井敦子(翻訳),學藝書林(1996) []
  3. ルーン文字,R.I. Page(原著),菅原邦城(翻訳),學藝書林(1996) []

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