山下敏明さんのあんな本、こんな本

司書独言(157)

○月○日 札幌のソバ屋「そば紋」の店員の制服は胸にSMと刺繍した丸首シャツ。勿論頭文字でおだやかなもんだ。ところが、先程SMバーに金を出した大臣が出た。こっちは性がからむ物騒?な話。今頃 SMを知らん人は居なかろうが初心(うぶ)な人のために一応解説すると、S はいじめて喜ぶ人でフランスのマルキ.ド.サドが元祖。M は逆いじめられて喜ぶ方。ドイツのザッフェル.マゾツホが元祖でまあ、したい人はしてればいいが、これで思い出したのは赤坂だか六本木だかにあった「ブルーシャトー」なるマダムの本

○月○日 このマダム皮衣(かわごろも)に身を固めて、皮の鞭でピシッとやる人だが、閉店の時に新書版の回想録を出した。書庫のどっかに収まっている筈だが,,,,政界の大物Fは爺ちゃん面(づら)なのに、全裸に金時腹巻きで哺乳瓶ををくわえるのが好き、とか、アメリカのレスラーみたいな某は、何の先っちょをマダムのハイヒールのヒールでこちょこちょやられるのが好きみたいだとか色々出てたな。タイトルは「青い炎(だったか?)」この本古典入りするかどうか分からんが、不思議なるもの人間についての一つの資料になりうる。

○月○日 ふざけた奴もいるもんだ。川内原発の再稼働という大事に際して担当の大臣宮沢洋一が「かわうち」と読み間違えたという。これから何が起こるか分からん危険を負わせようという相手の名を間違えるのは、要するに何の関心もないからなんだろう。地名を読み間違えるこの男一人じゃ「せんだい」まで辿りつけないのじゃないか。私は居間の書棚に「日本地名辞典」を置いて、新聞、本で知らない地名が出たら引いてみる。それによると、川内は鎌倉時代まで薩摩国の中心地とあり、川内は普通はカワウチ、カワチで センダイは例外であるともある。この男SMバーの男と同一人物だ。

○月○日 これで私は、似た(と私には思われる)ことを思い出した。17.8年前 男女共同参画云々で全道から200人余りの女性が室蘭に集まってのパネルディスカッション男一人で私が招かれた。東京からの上野千鶴子と控室にいる時、頼みもしないのに、係が私を「この人は室蘭工業大学の人です」と紹介すると、上野曰く「あら!ここに大学があるんですか?私立ですか?市立ですか?」と私はゥンザリしたが、顔には出さずに「貴方と同じく国立大学です」と答えると「へえー」という顔だった。京都大学を出て東大教授に収まる女はこう言う人を馬鹿にした(と私には思われる)話をするんだなと、私は、知らぬ所へ来るのに何の調べもせずにくるその無神経さを呆れたものだ。

○月○日 その「あるんですか」の室工大だが、先日ずっと高校の教師をしていて定年なった室工大卒が遊びに来て、受験生用の大学の評価表で室工大はここ数年下から数えた方が早いランクに低迷していて、おかげで私も生徒達に甚だ不信感をもたれているとなげいた。当人が言うんだから間違いなかろうが、情けない話だ。そう言えば私がいた時、科学史の授業で、学生が、中庭でペットボトルのロケット実験しているのを見た留学生が、「あれは私の国では小学生でやる実験です」と不思議な顔で笑ったが、この子供じみた実験も今の卒業生の話を聞けばどうも低迷化の予兆ではなかったか。

○月○日 そう言えば学歴はおろか私立、国立にこだわる人がいるな。こういう手合いは例えば室工大より北大が上という思考をするが、それでは、北大より東大が上、その東大よりもひょっとしてオックスフォードがorハーバードorソルボンヌが上と言う具合に限りなくならないか。この手合いは知能指数とやらはともかく、知性はないんだろう。

○月○日 知性がないのが大阪にもいる。11月初旬大阪府の教育長が異を唱える女性委員に「誰のおかげで教育委員でいられるのか」の脅しをかけたことが分かり第三者チームでの詳細調査が始まった。このせりふ、暴力亭主の親父が妻子に、叉ヤクザが子分に対して言う「誰のおかげで飯くってんだ」に似ているな。流石売店街の元顧問弁護士の橋本が連れてくるだけの男だ。類は友を呼ぶ。付き合いたくない部類だ。

○月○日 トルコの映画「お爺ちゃんの里帰り」を観た。佳作  トルコで食えぬ人たちが労働力欲しいドイツに流れる。経営者側は勤勉なトルコ人を評価しているのに、自分の職場を奪われると錯覚する無教養な若者が、スキンヘッドのネオナチとかしてトルコ人を襲うと言う図式が出来ているが...その国民が食えぬはずのトルコで700億円をかけて約1000室もある、大統領公邸が出来たと11月初旬報道された。民飢えて公庁舎だけ立派というのは良くある図だが、どこもかしこも偽善者共は!!

○月○日 「賭け事はあかんと教え賭場つくる」(小方たかお)。良識派(と言うはそうでないのもいるからだが)の精神科医で作家の帚木(ははきぎ)蓬生(ほうせい)がカジノ反対の論陣をはっている。依存症の恐ろしさはいわずもがなだが、帚木は①行政 ②警察 ③マスメディア④精神学会⑤法律家・弁護士の五者のある部分(つまり、金で動く悪徳者連)がカジノ推進派だと断ずる。経済効果どころの話ではないこの亡国景気策。この辺で止まるべきではなかろうか。

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