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	<title>山下敏明さんのあんな本、こんな本 &#187; 司書独言</title>
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		<title>司書独言（125）</title>
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		<pubDate>Sat, 19 May 2012 06:20:39 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nisi93kei</dc:creator>
				<category><![CDATA[司書独言]]></category>

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		<description><![CDATA[2012.4月寄稿 ○月○日　「戦後思想に圧倒的影響」と言った似たような見出しで、各紙に吉本隆明の死去が報じられた（4/16）。そして大方の記事が、｢大震災後も科学技術の進歩を肯定する立場から原発容認の発言をしていた」と [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>2012.4月寄稿</p>
<p>○月○日　「戦後思想に圧倒的影響」と言った似たような見出しで、各紙に吉本隆明の死去が報じられた（4/16）。そして大方の記事が、｢大震災後も科学技術の進歩を肯定する立場から原発容認の発言をしていた」と閉じている。</p>
<p>池澤夏樹他多くの識者が、原発を人間が制御出来ぬものと捕らえて、元原子炉設計者の後藤政志が「安全が確証されないという原発の特性を考えると脱却しかない」と語る時に、科学技術の進歩を信ずると言うのは、理工系の人間故の迷妄あるいは過信と言うべきか、その楽天的な態度に考えさせられたな。</p>
<p>○月○日　原発と言えば「ガレキ」。先日とある番組で、出場者全員が「ガレキ」を引き受けぬのは「非国民」てな発言をしている中で、「ざこば」なる落語家が、「絆」を連発して、奇縁を上げたのはいいが、司会者が｢では、其の処理場がざこばさんの家の隣に来てもいいということか？」と訊くと、その返事が「いや、そんな極端なこと言われても」で、途端に逃げ腰になったのは驚いた。</p>
<p>もっとも、墓場が来る、ゴミ焼却場が来る、町内のゴミ収集所が来る、と言ったこと全て、自分の家の向こう三軒両隣はゴメンというのが大方の人情だから、「ガレキを引き受けないのは非国民」的にガンバッタものの、我が家の隣では、と腰が引けたざこばを一概には笑えぬけれどもね。</p>
<p>○月○日　「ガレキ」処理で、私が、我ながら馬鹿と思いつつ１人で｢想定｣していることがあって、それは「ガレキ」は今出ている案のように各自自体で平等に処理するのいいーだがその前にやってもらいたいことがあるーと言うのは馬鹿馬鹿しい話しで、それは原発に「群がって｣きた連中の庭に先ず一定量分配してくれと言うこと。例えば「地震が起きたら、本当はここ（柏崎刈羽原発）へ逃げるのが一番安全｣と言ったビートたけし、例えば「放射線の影響は、クヨクヨしている人に来ます」とニコニコ顔で言う山下俊一長崎大学教授、例えば「放射性物質が、実際より多分かなり怖いと思われていることに問題があるんではないか｣と言った勝間和代、例えば「今回、自衛隊、警察、消防、東電の現場で働く人々は、命をかけて他者を守る最高の姿勢を見せた〉と、犠牲にする側をさておいて、犠牲にされる側のみを称賛する、我が身にはおよばぬだろう派の曾野綾子。とまあ、まだまだいるのだけれど、とにかくその連中に、ざこばのように逃げずに、隣はおろか、どうぞ我が家の庭に持って来て下さい、ぐらいは言ってもらいたいものだ、と馬鹿馬鹿しいことを内心おもっているのです。</p>
<p>○月○日　「科学の進歩｣と言えば、それみたことか、だから言わんこっちゃない、と言うことが起きた。私は以前この欄で、英国の哲学者バートランド・ラッセルの説を引いて、宇宙開発なるものに疑問と危惧を呈したことがあった。それは一言で言うと、宇宙開発は結局軍事利用されるぞと言うこと。ところが3月8日に｢宇宙は平和のために」と最初の宇宙飛行士の秋山豊寛や、ドイツ文学者池内紀の兄（？）で宇宙物理学の了ら6人が、JAXA法改悪に対して反対署名を呼びかけた。JAXA(宇宙航空研究開発機構）法から、「平和目的〉規定が削除されることに反対してのもの。理由は宇宙へのロマンを大切にしたいから、だと。</p>
<p>○月○日　何を今更、遅いってえの！。B・ラッセルの指摘を待つまでもなく。宇宙開発の目的は軍事利用に決まっとる。それが見抜けぬか！。この6人の中に「小出五郎」がいるのが気にかかるね。この男NHKのニュ―ス解説で、チェルノヴィリ事故はソ連だから起こった原発事故だ、日本では起こらぬと主張した人だよ。私は，天にはかぐや姫と，天の川と，牽牛・織り姫が居れば充分だ。</p>
<p>○月○日　年柄年中世にはばかったような顔をしている名古屋の川村市長が、その顔に相応しい発言をして物議をかもしている。事もあろうに、南京市の訪日代表団に対して「南京大虐殺はなかったのではないか」と発言した事。この事件に付いては歴史学研究では既に決着済みの事、とは一寸でも本を読んでいる人間には常識だから、ここで私も改めてとやかく言う気はないが、それでも尚論を立てたい人は、論争の全経過を丹念に追った笠原十九司（とくじ）「南京事件論争史」（平凡社新書403／2007.12刊/￥840+税）を篤と読んでもらいたい。それで尚納得出来なければ，何おか言わんやだ。</p>
<p>○月○日　「悠香｣社は訳460万人に約4,650万個の「茶のしずく石鹸｣を売ったが、使った人の569人が発症、1,254人が発症を訴えたと。何で、？小麦アレルギーなるものにかかった由。何だか妙にかん骨が張った女優が？が、「あきらめないで」とやってたが、｢あきらめなかった人」の中には裏目に出た人がいた訳だ。私は生来すぐあきらめる口で｢がんばる」のが嫌な方だが、物事｢がんばるばかりが能でないってことだ、と私は思う。大体、クリームも石鹸も、諸々当てにならんぞ。その最たるものは養毛剤と歯磨き粉だ。ハゲも虫歯もいなくなった様子が全くない。宣伝で養毛剤をジャブジャブ振りかけている男女のタレント連中の30年後位をみてみたい。</p>
<p>&nbsp;</p>
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		<title>司書独言（123）</title>
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		<pubDate>Tue, 24 Apr 2012 09:05:55 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nisi93kei</dc:creator>
				<category><![CDATA[司書独言]]></category>

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		<description><![CDATA[2012.月寄稿 ○月○日　ジャコベッテイ（だったか？）監督の｢世界残酷物語」が流行って、その多くは『やらせ』だったようだが、真似したようなものも大分出た。その頃見たもので，南洋のナニヤラ島で成人の儀式として，蔦のロープ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>2012.月寄稿</p>
<p>○月○日　ジャコベッテイ（だったか？）監督の｢世界残酷物語」が流行って、その多くは『やらせ』だったようだが、真似したようなものも大分出た。その頃見たもので，南洋のナニヤラ島で成人の儀式として，蔦のロープに足首を縛って滝壺に飛び込むと言うのがあって，高所恐怖症の私としては想像するだに恐ろしくて、あーこの島に生まれなくて良かったと思ったものだった。この儀式が即ちバンジー・ジャンプで、ナニヤラ？島は、ニュー・カレドニア北諸島だと今では知っている。<span id="more-4691"></span></p>
<p>○月○日　これを現在の如く橋の上やらクレーン車の上から落下式にしたのは、ニュージーランドのA．J．ハケットなる物好きな人。最初エッフェル塔でやったと言うから耳を疑う。ところで1月10日の新聞によると、オーストラリアの 22歳の女がジンバブエで高さ111mのバンジージャンプに挑戦したはいいが、ロープが切れてワニがわんさといるザンベジ河にザンブと転落、あわやと思われたが、鎖骨を折った位で助かった。人類発祥の地たるアフリカにいるワニとしては、アボリジニー（元からいる人の意）を差別しているオーストラリア人には食欲がわかなかったのだろうて。</p>
<p>○月○日　高所恐怖症と言えば、「ふくろう文庫｣に100万、いや1,000万寄付するから、山下さんやってみて、と言われても絶対お断りだと思うのは、空中遊泳。飛行機から飛び出して両手を広げて暫しのあと、パラシュートを開いてというアレ。いつだったか、ヤクザ映画の常連俳優で悪相の大男（名前知らず）が出た所、パラシュートが開かず、きりもみ状態になって危うく助かったはいいが、着地した時には冷や汗はおろか、下の方はおむつ必要状態にビビリ、チビっていて、見かけ倒しなもんだなと思ったことがあった。まあ、酒飲んで暴れたり、私語の連続で知事やら市長に一喝されるような地方の成人式には、会場入り口でこのバンジーやら空中遊泳を通過儀礼としてやれば、表だけ強面と言うのは減るかも知れんな。<br />
○月○日　年明け7.8と2日間「第2回ふくろう文庫特別展inモルエ」をやった。出したのは12世紀に描かれた「清明上河図」で昔の中国六大都市の一つ開封（かいほう）賑わい振りをテーマとした5m余の絵巻の完全復刻版、宋の画家・張擇端作。丁度これの本物が「日中国交40周年」で中国から初めて国外出品戸言うことで「神品日本へ」との触れ込みで、東京国立博物館で開催中、おまけに8日のNHKの「日曜美術館」でこれを取り上げた、作家の浅田次郎が解説舌ものだから、10：00開店と同時にワッと人が来た。「ふくろう文庫」ではこの他に明の仇英と清の5人の画家分担による模写を2本並べたから大好評だった。<br />
○月○日　室蘭民報の美人記者高橋結香嬢が予告記事の中で、「〜山下代表がマンダリンガウンに身を包み作品を解説する」と書いてくれたとおり、私は雰囲気作りのため黒のサテン地のそれを着て会場にいたが、何人もの人から「マンダリンガウン」の意味を訊ねられた。mandarin(ポルトガル語）とは、中国清朝の官吏のことで、その制服がマンダリンガウンだが、あと別に2つの意味がある①中国の公用語で北京官話、②は中国原産のみかんで、これは実の色がガウンと同じ色だからだ。〜と書いて私はギリシャ旅行を思い出した。食後にマンダリンが出たが、隣席の人がこれは何？と訊くと「マンダリン」と答えられて、「あら、オレンジじゃないんだ」と言ったのだ。オレンジの一種としてのマンダリンの名がまだ一般的じゃなかったと言うことかな。<br />
○月○日　結香記者は自分も真紅のチャイナドレスを着て一日手伝ってくれて、名画3点に錦上花を添えてくれたが、この中国と聞けば皆が連想するチャイナドレスは、マンダリンガウンと較べると、その出現は史上ずっとあとだ。この辺りの服飾史についてはいずれ取り上げてみよう。因みに｢ふくろうの会」の香川妙女は、正月早々上京して国立博物館に行ったが、切符を買う迄に3時間外で待たねばならぬと分かって、諦めて図録だけを買って来てくれた。これは賢明な態度と言うべきでーと言うのも2cm程の人間が、800人も描き込まれている「清明上河図」を黒山の人の背中越しに、かつウインドウの彼方に観ようと言うのは土台無理でーそれが当文庫では拡大鏡を片手に本物と寸分たがわぬものを、額をくっつけてみられる訳だからーです。<br />
○月○日　正月だと言うのに、ヨットの学校では飛び降りるわ、台湾の留学生が殺されて犯人が自殺するわ、悪い方に賑やかだと思っていたら、京都の動物園の猿山に花火を投げ込んだ5人の馬鹿が出た。猿は鼻に火傷で、尻も赤けりゃ鼻までもでは可哀想なこと。園長は「電話でもいいから謝罪を」と言っているが、「さる者は追わず｣でなくて、是非とも取っ捕まえて、先ずはサルまわ師の所に送り込み反省の態度をしこんでから、おもむろに広瀬鎮の名著「猿」（ものと人間の文化史34/法政大学出版局/￥2,472）を読ませ、かつレポートを提出させて、自分達の先祖たる猿の驚くべき偉大さを身につけさせてから、釈放とした方がいいんじゃないのかね。<br />
○月○日　元号｢平成」の典拠なる「古文尚書」なる古典が偽書と判明した、と北京日報が1月16日発表した由。これ四書五経の一つで、中国古代の王達の言辞を記録した「書教」の原本だとされていたもの。「平成｣の総理大臣が押し並べてインチキな連中だったのは、典拠が偽者だったからか？イヤ典拠が本物だったとしても、彼等のインチキぶりには変化はなかったろう。</p>
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		<title>司書独言122</title>
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		<pubDate>Fri, 02 Mar 2012 05:45:48 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nisi93kei</dc:creator>
				<category><![CDATA[司書独言]]></category>

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		<description><![CDATA[2023.12月寄稿 ○月○日　津波学者山下文男が12月13日87才で没した。｢津波ものがたり」｢哀史三陸大津波｣｢近代日本津波史」、そして有名な｢津波てんでんこ」と私は彼の著作を全部読んできた。今回の津波の時には文男は [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>2023.12月寄稿</p>
<p>○月○日　津波学者山下文男が12月13日87才で没した。｢津波ものがたり」｢哀史三陸大津波｣｢近代日本津波史」、そして有名な｢津波てんでんこ」と私は彼の著作を全部読んできた。今回の津波の時には文男は入院中で、病院の4階にいたが、驚くべし、そこ迄来た津波にあわやさらわれる所を、カーテンに捕まって助かったと報道されていたっけなあ。思えば未曾有の津波の破壊力を、死ぬ前に実感出来たというのは、津波学者としては本望とすべき体験だったかも知れんな。</p>
<p><span id="more-4513"></span>○月○日　何年前か忘れたが、初めて韓国に行った時、キムチを鋏でジョキジョキと切ってだすには、包丁まな板派の私としては驚いたなあ。私はキムチ大好きで、三食はおろか、間食としても食べたい方だが、肝心の韓国ではキムチ離れが起きている由で、2001年の1人当たりキムチ消費量が36.3kgだったのに、2010年には28kgと減った由。聞いて妙な気がする。と言うのは1999年には、日本のインスタントキムチの人気に対して、このままでは民族の伝統食キムチがなくなる、と力んで日韓双方でキムチ国際規格作りが始まったとのニュースがあったくらいだから。</p>
<p>○月○日　それが今になって「忙し過ぎて漬ける時間がない」とやら「キムチに代わるおかずが増えたから」とやらで、この10年間で消費が2割減ったそうな。となればこれは日本のインスタントキムチのせいではない訳だ。ジョン・キョンファの「キムチの味｣(晶文社/1993刊）といういい本があるが、韓国人に勧めたいところだ。</p>
<p>○月○日　胸糞悪くなるようなニュースが多い中で、時にはスッキリとするニュースがないではなくて、その一つは12月3日、「人権侵害の罪」で前大統領ブッシュを逮捕せよとの声明を国際人権団体アムネスティ・インターナショナルがエチオピア、タンザニア、ザンビアの3国に向けて出したと言う。その罪は大統領就任中に水責めなどの拷問による取り調べをブッシュが許可したからだと。ブッシュは｢がん対策の啓蒙のため」アフリカに行く予定であったと言うが、政治の世界ではブッシュこそが一番のガンだった。と私は思うね。自分の症状には気付いとらんのかね。</p>
<p>○月○日　世間に面白い話しはやはりあるもので．．．．クラッシックは眠くなるから嫌だ、と言う人がいるが、その居眠り、演奏中でもOK,OKどうぞ寝て下さいというコンサートが昨年10月末、京都で開かれた。そしたら1曲目が歌劇「トゥランドット」の｢誰も寝てはならぬ」だったのに、演奏が始まると直ぐに寝込んだのがいる由で、写真をみるとメガネをデコに引っ掛けかけて頰杖をついて寝ている。曲名も佳。、この眠る人も佳。</p>
<p>○月○日　過ぎる11月中旬、JRの男性車掌が走行中に3回計10分間読書した。”小説の展開が気になり、読んでしまった”とて注意された由。これ程本を読みたがる司書は今、どこの図書館にもいないだろうな、と不謹慎なことをつい思ってしまった。</p>
<p>○月○日　11月下旬、ニューヨークのメトロポリタン美術館で｢語りかける日本の絵巻｣展が開かれ、大人気だった由。｢鳥獣人物戯画」や｢酒呑み童子絵巻」やら「北野天神縁起絵巻」など20点の絵巻物が出た由。同館は年間500万人の来館者があるそうだが、数はともかくとして、問題は、読みたい、見たい、聞きたいと言う文学、絵画、音楽に対する飢え＝渇き=関心があるかないかだ。総じて言えばこれは文化度の問題で、頭の善し悪し、地位の有る無しには全く関係ない。文化度の低い人間は、つまりはお粗末と言うだけだ。お粗末さんに例えば絵巻をすすめても無駄だ。お粗末さんが多けりゃその地の文化度も当然下がる訳だ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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		<title>司書独言(121)</title>
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		<pubDate>Mon, 13 Feb 2012 08:54:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nisi93kei</dc:creator>
				<category><![CDATA[司書独言]]></category>

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		<description><![CDATA[2011.11月寄稿 ○月○日　11月18日から20日迄の3日間、「第1回ふくろう文庫特別展inモルエ中島」をやった。最終日には駐車場が満車になる程で、「ふくろうの会」の広報担当の妙女が掃除の人に「いつもコンナに混んでん [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>2011.11月寄稿</p>
<p>○月○日　11月18日から20日迄の3日間、「第1回ふくろう文庫特別展inモルエ中島」をやった。最終日には駐車場が満車になる程で、「ふくろうの会」の広報担当の妙女が掃除の人に「いつもコンナに混んでんでますか？」と訊いたら、「いえ、今日は文化的催しをしているからです」との答えで、それ即ち「ふくろう文庫展」だから、これは嬉しかった。モルエの寺島所長は、自ら解説のコピーを大量に作って配ってくれる程の熱心さで、この協力には感謝以外の何物もない。<span id="more-4469"></span></p>
<p>○月○日　展示した最大のものは、横山大観の40mの重要文化財「生々流転」で、これはモルエの会場が80mの長さがあって可能となったことで、展開し終わって眺めた時には、我ながら圧巻と感動した位だ。真四角の会場の旧丸井と違って、長くも長い展示だったから、「ふくろう文庫ウォッチャーズ=見守隊」の面々は、一列に並べた絵巻３点の頭と尾の所に座って顔も定かに見えぬ位だったが、各3時間宛微動だにせずの感じでいてくれて、中にも長老格の渡辺富雄さんには、初日と最終日と2度も当番してくれて、これ又感謝の他ない。</p>
<p>○月○日　私は当初19：00で皆と供に帰ろうと思っていたが、モルエの閉店が20：00とわかり、急遽１人で1時間残ることにした。すると我妻さんが、8時に終えて帰宅して風呂だ、晩酌だと遅くなってしまうからホテルに泊まったらと言うので、結局ホテルルート・インに3泊したが、車で3＾5分の所だから、これは正解だった。</p>
<p>○月○日　初日、解説した人が翌朝食の時、隣にいるのでびっくりしたら札幌の人で、2日通って見に来たと言う。又2日目の晩外国人が2人いて、訊いてみるとベルリンの近郊15Kmの所に住んでいる由、今回は大型機械の据え付けに来た、長ければ7週間位ると言っていたが、この2人もルート・イン宿泊だった。3日間驚く程の入りで皆々熱心に、或る人々は拡大鏡持参で来てくれて楽しかった。それにつけても寄付してくれた人達には感謝感謝。最後で失礼だけども、寺島所長とグラッドの工藤氏にも多謝！！</p>
<p>○月○日　11月21日の新聞によると、先日の津波で流されてしまった「茨城大学五浦美術文化研究所六角堂」を文部省では有形文化財としての登録を取り消した、と。これは岡倉天心が1905年に作った9平米の六角形の建物で、仏堂+茶室だった。私は過去に３度行って座ってみたが，高所恐怖症の私には一寸居心地は良くなかったが，断崖の上に立つ朱色のその建物は美しかった。流出とは惜しい。</p>
<p>○月○日　この21日午前中の1時間半、私は壮瞥の「町地域交流センタ―山美湖」で2市7町村の社会教育担当者に講演したが，中で，W．M．ヴォリーズなるアメリカ人の宣教師兼建築家の話しをした。この人は私の出身校明治学院大学の教会堂他を設計した人で，道内では北見のピアソン夫妻の教会や，確か函館の遺愛女子学校もそうでなかったか。そして、この人が福島に建てた「福島教会堂』，今度の地震で大破して，解体されたのだ。残念だが、しかし天心とヴォリーズの2作品の消失が戦争ではなくて自然の猛威によるものだ、という点が一つのなぐさめか。</p>
<p>○月○日　私はプロ野球に全く関心がないから、あの読売の老害めいた存在による今度のゴタゴタにも「おやまあ」と思うくらいだが，同じ読売の名の付いた交響楽団が11月8日にジョン・アダムズ作曲の「ドクター・アトミック・シンフォニー」を日本初演した。ドクターアトミックとは，原爆発明のプロジェクト｢マンハッタン計画」のリーダーだったオーペンハイマー博士のことで，つまりはこの作品、博士の内面の葛藤を描いたものだ。このオッペンハイマー（だったと思う）が、トルーマン大統領に会った時、「広島・長崎を思うと、今でも冷や汗が吹き出します」と言ったら、この冷酷なトルーマンは、「では、このハンカチでふきなさい」と自分のハンカチを差し出したと言う逸話があって、ブッシュ顔負けの馬鹿が既に大統領職に就いていた訳だが、それにしても、3.11以降我が国の原子科学者でオッペンハイマー程に悩み後悔している良心的な人はいるんだろうか？</p>
<p>○月○日　誰しもがあの人はペテン師だと思う人が、逆に他人をペテンと呼ぶ一幕があって、しかもそのペテン師が、性懲りもなくあちこちで口を出して、挙句先日は「政治の基本は外交にある」なんてことを口に出した。「沖縄の人はユスリ」との発言で失脚した米国務省前に本部長・アメの回想録を読むと、アメリカ側はこのペテン師を誰も信用しておらず−、と言った意味のことが書かれているが、普天間だ、方便だーとくりゃ、アメリカ人ならずとも信用しなくて当り前だろう。自ら「外交の信」を壊しておいて、こう発言するってえのは、コンピュウターで言えば、どっか回路がが切れてんのかね？？</p>
<p>○月○日　これに較べらいや較べりゃとは失礼だ。取り消し。それにしても外交とはかくなるもの、との感を残して去ったのはブータンのワンチェク国王（31才）とジェツン・マペ王妃（21才）だね。ワンチェク国王が福島県相馬市の小学校で言うには「皆さんの中に人格という竜がいます。年をとって経験を積む程、竜は大きく強くなります」と。私は12月1日、沼ノ端小学校での「蔵書票づくり」と「帯づくり」の時に、来年の干支たる竜について語ることになっている。竜とドラゴンの違い、つまりは東洋と西洋との文化の違いを語るつもりだが、この時は是非、竜=人格説を語ってこよう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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		<title>司書独言(120)</title>
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		<pubDate>Tue, 31 Jan 2012 08:24:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nisi93kei</dc:creator>
				<category><![CDATA[司書独言]]></category>

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		<description><![CDATA[2011.10月寄稿 ○月○日「神さまんすう、神さまんすう、なしておれあ　どこを見捨てやりあしたれ？」。これ気仙語で，標準語に直すと、「私の神よ、なぜわたしをお見捨てになるのか？」となる由。 大船渡市の医者が，自身カトリ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>2011.10月寄稿</p>
<p>○月○日「神さまんすう、神さまんすう、なしておれあ　どこを見捨てやりあしたれ？」。これ気仙語で，標準語に直すと、「私の神よ、なぜわたしをお見捨てになるのか？」となる由。<span id="more-4442"></span></p>
<p>大船渡市の医者が，自身カトリック信者なことから，遊び心（？）で新訳聖書の｢ケセン語訳」を出したことは前から知ってて、私の知人も一部買ったが、その在庫分3,000冊が今回の津波で被害に遭ったものの，泥水を払って乾かしたものが、その生乾きの湿り気が津波を実感出来てよしーとて，売れ始めたそうで，版元のイーピックスが再建出来そうだ、と。いい話だなあ。「神さまん」は「見捨てやりあ」しなかった訳だ。</p>
<p>○月○日　その点、見捨てている気配が濃厚なのは我が国政府で，一向に回復の方向が判然とせぬ。そんな時に「野田」と「どじょう」と来た。私は愛郷心が強い方なので，「野田｣は「額縁屋』だけで結構，「どじょう」も相田みつをとやらのインチキ人生訓屋よりも「塩釜」の方がいい。ここで、道外の諸君（これが皆さん、結構いるのですぞ）のために、一寸説明を加えると、札幌に野田額縁店があって、その宣伝文句が「額縁は<span style="text-decoration: underline;">野田</span>がいい<span style="text-decoration: underline;">のだ</span>」なの。又「塩釜」とは、私が愛する室蘭の老舗の「うなぎ屋」で、うなぎはもちろん、柳川鍋も絶品であるぞ。そう言えばこの間、某店で「柳川風味の柳川鍋』とあるのを，話しの種に注文してみたら、味は確かに柳川だったがmどじょうの代わりに薄いハムが2枚入っとった。魂消たねえ。</p>
<p>○月○日　静岡県知事から「高橋知事は経済産業省出身だから独自判断が出来なかったのでしょう」と批判されて、道知事が「変わったことを言う方なのでコメントしない。ばばかしい」と返した由。ところが、どう言う訳か北海道新聞には、他紙にあるこの最後の「ばかばかしい」が抜けていて、これかばっているのか？、不注意か？、故意か？。それはともかく「ばかばかしい」とは、何だかんだととぼけられて、やらせも献金も皆目知らずにいた道民の言う台詞ではあるまいか？？</p>
<p>○月○日　室蘭東ロータリークラブが創立50周年記念事業に，「ふくろう文庫」に25万円寄付してくれた。40周年の時には実に100万円出してくれて，文庫の運動に弾みがついたものだ。今回はこの25万円で，台湾の故宮博物院所蔵の｢院本・清明上河図」を入手出来たので，先日、8月例会にお礼をかねて、この稀世の名画の説明に行って来た。私は，キリスト教社会では、富みは貧者、社会に還元との思想が強く、寄付行為が盛んで、例えば、ボストン美術館も先記の故宮博物院も寄付で成り立っているのだが、それに比べると我が国では、個人の大原やブリジストンや足立や細見などの名美術館はともかくとして、寄付だけでと言うのは少なく，未だしの感あるけれども、そうした土壌のなかで東ロータリーは会だけではなく会員諸氏も「ふくろう文庫」に多大の関心を寄せてくれていて，誠にありがたい，と言った主旨の話しをして来た。ところで、震災義援金を見ていても、ヨン様、チェ・ジュ、石川遼　etcと来る一方、はて、あの人は？と言うのもいる。例えば、先日室民でイチロー1億の記事と並んで、長島が色紙を持って正面向いた写真が出ていたが、この人色紙だけか？。確かに某氏の秀逸賞の川柳「どこにでも顔出すくせに金出さぬ」は言い得て妙だわ！！　こういう人いるよなあ。</p>
<p>おじさんの引っ越しの手伝いに行ったら「これでコーヒーでも飲め」と角封筒を渡されたので、「ミスド」でコーヒー注文してから封筒開いたら、角砂糖が2ケ入っていて呆れたと言う人がいるが、入っているだけまだ許せるなあ。とにかく文化・文化と声高に言う人程、声だけだーと言う感じだなあ。</p>
<p>○月○日　私が仲人した建築屋の西方君がナンダカノ調査でブータンに行って来たとての土産話〜ブータンの家々の軒先には、風鈴のように、ポコチンの形をしたものを沢山吊っているそうな。50年も昔、中尾佐助の「秘境ブータン」を社会思想社の現代教養文庫で読んだが、そんなことが出てたっけかな？とその本を探したが出て来ぬ。一方2月だったかに、ブータン王室の三女が来日した。何でも、地球環境の保全に貢献(同国王）したとて顕彰会に出席のためらしい。中尾が初めてブータンを訪れた時の国王の称号は「スリ・スリ・スリ・スリ・スリ・ドルック・ギャルボ・ジグミー・ドルジ・ワンチェック」の由。この記事切り抜いて、中尾の本に挟もうとしたが前記のように見つからぬので、私は思い余って、この切り抜きを当座、D.W.マーラーの「スリのテクノロジー｣なる本に挟んでおくことにした。国王よ、許し給え。しかし「スリ」が5回も重なるとはなあ。</p>
<p>○月○日　流通ジャーナリストの金子哲雄が講演と新聞に出ていて、あーあの舌っ足らずの反対の男かと気付いた。話しは「客に買いたい、行きたいと思わせる購買促進が必要だ」云々で、．．．これ、おかしくないか？子どもが本を読むように仕向けるには？との質問に、読みたいと言う気持ちにさせましょう、みたいな返事で、その読みたい気持ちにさせる方法が分からないから訊いている訳で、つまり、問いに問いで答えていて何やら、禅問答だ。リピーターを呼び込む方法を訊きに行っているのに、リピーターを増やすことが大事．．．と言うんだから気楽なもんだ。この馬鹿話でこの不景気の中、講演料はいくら取るんだろう．．．と他人事ながら心配になる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
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		<title>司書独言(119)</title>
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		<pubDate>Tue, 24 Jan 2012 08:38:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nisi93kei</dc:creator>
				<category><![CDATA[司書独言]]></category>

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		<description><![CDATA[2011.8.寄稿 ○月○日　お中元でメロンが届いて、これが美味しい。もう一切れ、と思いつつ自制するのは、メロンで死んだ人を思い出したからだ。それは15世紀神聖ローマ帝国皇帝だったフリードリッヒ三世、放っておくと際限なく [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>2011.8.寄稿</p>
<p>○月○日　お中元でメロンが届いて、これが美味しい。もう一切れ、と思いつつ自制するのは、メロンで死んだ人を思い出したからだ。それは15世紀神聖ローマ帝国皇帝だったフリードリッヒ三世、放っておくと際限なく食べ．．．で．．．消化不良で死んだ。そして息子のマクシミリアン二世も父と同様の死を迎えた。</p>
<p><span id="more-4417"></span></p>
<p>もっとも、高価なメロン、際限なく食べられる程には送って来ないけどね。</p>
<p>○月○日　7月末の台湾のニュースに笑った。軍隊の集会中中華民国建国の父・孫文と蒋介石の名が出ると、全員がその都度直立不動と義務つけていたのを、民主主義の時代だから止そうとなったと言うのだ。しかし笑えない、と言うのも戦時中、日本でも｢天皇陛下』と出ると矢張り直立不動で、「元へ」つまり元の姿勢に戻ってよし、との号令が出てから初めて普通の姿にもどっていたことを思い出したからだ。馬鹿馬鹿しいことをやっていたものだ。</p>
<p>○月○日　そう言えば台湾で，序でにもう止めた方がいいんじゃないの、と思うことがある。忠烈祠とやら，国共内戦で死んだ，つまりは中華民国の方で，毛沢東に対して戦った兵士達を祀るところだが、ここに立っている番兵が1時間交替と言うのは仕方ないが（私なら嫌だが）、その1時間は微動だにしちゃいかんのだ．台の上で股開いて左手に銃をそえて．．．そして一番びっくりするのが1時間「まばたき」しちゃダメと言うこと。人間業とは思えぬが実際見ていると開いたまんまで，充血して真っ赤だ。インデアンの処刑に，炎天下，大地に仰向けに寝かせ，四肢と首を地面に固定し、その上で両目の瞼を糸で引っ張って目をつぶることが出来なくするのがある．つまり、太陽で焼いて失明させるのだ。台湾のエリートらしき連中も、あれ、続けてりゃ、早晩若くして失明じゃないのかと他人事ながら心配だ。あれ絶対に人権無視だわ！。</p>
<p>○月○日　台湾でもう一つ、今度は又笑える奴、馬総統とか言うのが経費節約 and 元気な所を見せようと、自転車通勤を始めた．．．はいいが、護衛達（シークレット・サービス）がベンツ12台に乗って回りを固めた。台湾人笑って曰く「意味ないじゃん」。これがベンツでなくて50ccカブでも馬鹿げていることは変わらない。麻生の皇居一周のランニングやブッシュにも笑ったが、歩くだ、走るだ、バスだと、ピンからキリまでの政治家諸君、余り笑わせんでくれ。</p>
<p>○月○日　「東京大空襲・戦災誌」で菊池寛賞を受けた評論家の松浦総三が死去した。戦争中のデッチアゲの最たる「横浜事件」や、戦後のGHQの言論統制などについて堂々たる批判の論陣を張った優れた批評家だった．死去のニュースの切り抜きをはさもうと彼の本を出してみたら、7冊読んでいた。どんな人だったかわかるから書名を列挙してみる。</p>
<p>「占領下の言論弾圧・1969」「戦後ジャーナリズム史論・1975」「天皇とマスコミ・1975」「戦時下の言論統制・1975」</p>
<p>「われわれにとって”君が代”とは何か・1977、石上正夫と共著」「文芸春秋の研究・1977」「文芸春秋と天皇・1977」</p>
<p>○月○日　最近ドナルドキーンが戦争中の知識人の日記を材料に日本人の心証を論じた本「日本人の戦争」を出したが、これなどは「今頃遅いわ！」と言いたいようなもので、松浦は30年も前に「戦中日記にみる戦争観」を「週刊読書人」に連載している。序でに言えばキーンは文化勲章をもらったが、やはりキーンの作戦がちだ。何故って「アメリカに行けば日本の悪口を言い、日本に戻ってはアメリカをけなし」要するにキーンは「人付き合いがうまいだけ」と言った意味のことを確か評論家の小谷野敦が言っていたが私もそう思う。私は一応キーンも読んでいて、本人が自著ベスト3に選ぶ「足利義政と銀閣寺」などは、確かにいい本だと思うが、その人物となると、何やら「人たらし｣と言われた司馬遼太郎に似ているような気がする．遼太郎にも文化勲章が当っていたなあ。</p>
<p>○月○日　「原発はなぜ日本にふさわしくないのか」なる本が小学館から出た由。まだ読んでいないが、著者は、元皇族の竹田恒泰とのこと。なにしろ元皇族だから、万世一系の天皇あればこその日本、の立場で、天皇の先祖たる神々が作った神国日本を放射能で汚すな、又、陛下の宸襟(しんきん）を原発ごときで悩ますな、と言うのが主旨らしい。「しんきん」と平仮名でくれば「心筋＋コウソク」かと思うが、「宸襟」ときたら「天皇の心」のことで、つまりは天皇に心配をかけるな、ということ。昔、開国の時横浜の女郎が、「降るアメリカに袖は濡らさじ」とかの句を残して、つまりは神の国の女「なでしこジャパン｣たる身は、ブッシュのアメリカごときに操を汚されたくないとて自害した話しがあるが、上の主張、発想が，何となくこれに似ている気がする。</p>
<p>○月○日　まあ、脱原発を主張しているんだから良いようなものだが，皇族とても，天皇の心ばかりでなく，国民の方にもいささかの関心を払ってほしかった。ところで、被災地の見舞いを初めとして今一番人間的で民主的なのは天皇夫妻じゃあるまいか．鳩だの鷺だのひっくるめて政治家や役人の及ぶところではないわ。</p>
<p>○月○日　西尾幹二だの鈴木邦男も日本の土地が汚されるとて、方向転換で脱原発の由．今頃遅いわ！と思うが，もう一つこの結構な発想で，日本の土地を汚している最たる存在の米軍基地にも出ていってくれ、とやってくれれば首尾一貫して見事といえるがな。</p>
<p>しかし、「友愛は震災時には何もせず」なる川柳の投書があったが、麻生だの、安倍だの、福田だの元総理達は，被災地見舞いにいったのかな？</p>
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		<title>司書独言（115）</title>
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		<pubDate>Mon, 18 Apr 2011 01:02:23 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nisi93kei</dc:creator>
				<category><![CDATA[司書独言]]></category>

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		<description><![CDATA[○月○日　私は今年、北海道新聞から頼まれて｢私の新聞評」なる欄を、年3回書く事になって、最初が4月5日付けだ。たった1,000字なので思うように書けぬので、そこで取上げた｢天罰」をここで詳しく書く。石原知事は在任12年間 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>○月○日　私は今年、北海道新聞から頼まれて｢私の新聞評」なる欄を、年3回書く事になって、最初が4月5日付けだ。たった1,000字なので思うように書けぬので、そこで取上げた｢天罰」をここで詳しく書く。石原知事は在任12年間で判明している28回の海外出張だけでも4億6千万円余の税金を使った由．なにしろ航空機はファーストクラス、夫婦2人で一泊24万3000円のスイートルームに泊るのだから、本人はたまらないだろう。こんな男が言うに事欠いて「日本人のアイディンティティは我欲、物欲、金銭欲だよ」とのたもうて、あろうことか今回の｢津波をうまく利用して我欲を洗い落とす｣と延べ「天罰」だとしめくくった。「天罰」とは悪いことをしたら天の罰を受けますよ、と言うことだが、今回の地震・津波で亡くなった無垢の人達が何を悪い事をしたと言うのか。犠牲者を愚弄する余りにも不用意な発言だ。あとでいろいろいい訳して謝罪したそうだが、後で謝らなければならないようなことは最初から言うな！！</p>
<p>○月○日　天罰が標的にしてよさそうな馬鹿がもう１人いる。国全体で節電だ、と覚悟を決めている時に、選手会の反対を押し切って「〜選手が命がけでプレーすれば〜」なぞと、見当違いの意見を吐いて開幕を主張した「金と権力の亡者」、渡辺恒雄なる巨人の会長．東京ドームの試合には1日6万キロワットの電力を使う由。これは一般家庭約64万世帯分に相当する量だそうな。なにしろこの威張屋、昔、プロ野球のストの時、「〜選手ごときの分際で〜」なる暴言を吐いた馬鹿ではなかったか。</p>
<p>○月○日　もう１人天罰が下りそうなのがいるぞ。原発が｢津波に耐えている事はすばらしい」と言い、更に「原子力行政はもっと胸をはるべきだ」と変に力んでみせた脳天気の米倉博正日本経団連会長．そう思っているなら、そろそろ引退の歳であろうから、東電の会長らを引き連れて原発の隣でも隠居してみたら！？きっと毎日快適！と深呼吸して胸を張っていられるのではないか。</p>
<p>○月○日　行政書士が<span style="text-decoration: underline;">商売で</span>「家系図」を作るのが流行っているそうな。表装したものは1点百万円で売れると言うから、止めらないだろうな。ところが、昨年の暮れ、行政書士の資格がないのにこの商売に手を出した、とて介護士の男が一旦は有罪となった、が、しかし、その家系図は、観賞、記念目的で作られたものだから、別に資格がなくても作るには問題がない、と最高裁で無罪になった。当たり前だ。当たり前だが私にはこの家系図を作ろうと思う気持ちがよく分からない．他人は知らず．私は自分の先祖だの親類だのに全く興味がない．よしんば一族の中に世間が偉いと思っている人がいたとしても、それはその人が偉いのであって当方が偉いのではない．私は私であって．．．．土台、北海道にいる人間が伊達の殿様なんてのは別だろうが、碌なものがいる筈がない。</p>
<p>○月○日　どこの馬の骨？と思っていたのが、もうちょいましだ、と分かっても、だから何の？と私は思うが、無罪放免されたこの介護士、「家系図販売業を再開したい」と言っているところをみると、つまりは客はある訳で、私流でないのが沢山いると言うことだ。そこで、何が何でも私の先祖は、と頑張りたい向きに勧めたい本がある．日置昌一の「日本系譜綜覧」なる千頁余のの本だ（講談社学術文庫/￥2,000）。貴族．武家、学者．芸術家と何でもござれだから、自分の一族一党を好きな所に当てはめて、つなぎ合わせれば、絢爛たる系図の一丁仕上がりだ。</p>
<p>○月○にち　いわゆるグラマー女優のジェーン・ラッセルが死んだ。89歳。「ならず者」での胸をはだけたポーズは有名だが、演技は駄目で、「紳士は金髪がお好き」の時は、体格はモンローより一回り大きかったが、色気と演技と踊りにかけてはモンローの一回り下だった．とは言えまあ、なつかしい。</p>
<p>○月○日　中央アジアのキルギスにある4,500m級の無名の山に「ウラジミール・プーチン峰」と名付けようとの法案が出た由．既に「レーニン峰7,134m」もエリツィン峰5,000m」もあると言う。まあやるもんだ、とほとほと感心するが、レニングラードが「サンクト・ペテルブルグ」に「ゴーリキー」だったのが「ニジニ・ノブ・ゴロト」と旧称に戻るのが歴史の常だから、いつまでもつやら。それよりレーニンやエリツィンより低い山だと言うことで、プーチンが怒って、この話しご破算になるかもな。</p>
<p>○月○日　｢好きじゃねえんだ、パンダって」と石原都知事が渋ったパンダが来るには来たが、借り賃が年約7,8,00万円．これ死んだら大変だぞ。神戸市立王子動物園で去年9月に雄が事故死（？）してこれの補償金というかお詫び金と言うか、が約4,000万円。おまけに赤ちゃんが生まれても2年経ったら中国に返さなきゃならん、と言うのも日本には繁殖の相手がいないからだ、そうな．パンダの一日の食費は1頭約12,000円。飼育係の身になったらと思うと．．．。</p>
<p>○月○日　国立国会図書館に外務省から出向している専門調査員なるものが、国会議員に調査を依頼された事項やら、読んだ本の内容やリストを報告してた、つまりスパイ行為をしてたと言うことが2月の末に明るみに出た．北方領土ではロシア側の動きを事前に掴めず、てな有様なのに、何を余計な事をしているのか．自分で自分の首を締めている行為だと思わぬのか？？</p>
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		<title>司書独言（114）</title>
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		<pubDate>Fri, 15 Apr 2011 01:01:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nisi93kei</dc:creator>
				<category><![CDATA[司書独言]]></category>

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		<description><![CDATA[○月○日　ノートパソコンを使っていた男が疲れたのか、パソコンの上に突っ伏して寝てしまい、それも４、５時間と長くて、気付いてみたら右頬に全治30日を越す火傷を負っていた、と言う事件が長野で起きた。新たな現代病か？？？ ○月 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>○月○日　ノートパソコンを使っていた男が疲れたのか、パソコンの上に突っ伏して寝てしまい、それも４、５時間と長くて、気付いてみたら右頬に全治30日を越す火傷を負っていた、と言う事件が長野で起きた。新たな現代病か？？？<span id="more-3984"></span></p>
<p>○月○日　今上天皇の身体具合が悪いらしい。平成も既に23年過ぎた訳だが、お疲れもあるだろう。昭和天皇の在位は随分と長かったが、昨年末、その昭和天皇に、「原爆投下の事実をどう受け止めになったか？」と質問して、「やむを得ないことと思っています」との回答を引き出した強者のジャーナリスト秋信利彦が死んだ。この天皇の回答は大いに議論を呼んだものだが、戦争を止められなかった事に対する謝罪と、それに伴う退位については、岩波新書の原彬久著「吉田茂」によると、この二つとも天皇自身は考えぬではなかったが、吉田が止めた、言うのが事実だそうな。</p>
<p>○月○日　天皇で思い出すのは三島由紀夫だが、昨年末はその没後40年と言うことで賑やかだった。関連本は次々出るし、新聞では色々論ずるし，，，「潮騒」は私が高の時に出て、直ぐ映画になって私も観た。これで私は｢青山京子」のファンになったが、この小説、大学に入ってから読んだギリシャのロンゴスによる「ダフニスとクロエ」が種本だと知って、何じゃらホイと思ったことだった。ロンゴスの方がずっといい。</p>
<p>○月○日　三島が自衛隊に体験入隊すると、サインを求めてくる隊員が結構いたが、それは三島を作家として知って来たのではなくて、「おれはお前に弱いんだ」を歌った歌手の「三島敏夫」や俳優のあの茶坊主みたいな「三島雅夫」と思って来たのでつまりは人違いだった由。これでは、来た方も来られた方も、双方共にガックリきたことだろう。人違いと言えば、当時、香港の新聞には「三品行雄、割腹自殺」と出たそうな。これではノーベル文学賞候補も形無しだ。</p>
<p>○月○日　三島のおかげで割を食ったのは人質にとられた益田兼利（<span style="font-size: x-small;">ました</span>）統監だが、この人の長男で父と同じく東部方面統監を勤めた兼弘は、父は最後まで三島を恨んでいなかった、と語り、加えて「軍事集団が大手を振って歩く時代は来てほしくない」と断言する。没後40年で発言されたものの中で一番私の印象に残ったのは、この言葉だった。無論賛同の意味でだが、逆に呆れたのが一つあって、それは「道新」に出た、フリーターとやらのもので、自分も時が来たら三島のように振る舞いたい、割腹自殺も辞せずみたいな内容の一文だった。いや、居るもんだなあ！！と言うのが私の感想だ。</p>
<p>○月○日　灯油が値上がりと思っていたらコーヒーまで高くなって来た。私は毎朝2杯のコーヒーを飲むが、今一番飲んでみたいのはスマトラの「コピ・ルアク」なる銘柄（？）何しろ、これ野生のジャコウネコの糞を洗って干し、その後煎ったもの。この猫標高1400mの高地でコーヒー園のアラビカ種のコーヒー豆を食べるそうで、それが腹の中でうまい具合に発酵し糞となって出るものだそうな。</p>
<p>ところで、北京の故宮内に店開きしていたアメリカのコーヒー店・スターバックスが昨年末閉鎖に追い込まれた。つまり、アメリカの習慣がはびこるととらえた連中が「中国の伝統文化を踏みにじっている」と言い出したからだ。全く理に合わぬ。自分たちは世界中に中華街を作るくせに、何をそんなにとんがるのか。と思っちゃうね。</p>
<p>○月○日　「TPP」やらをめぐって甲論乙駁かましいが、これで又してもアメリカにやられるのか、との思いが強い。これで思い出したのが先日前原誠司外相の発言「もはや思いやり予算と言う言葉は適当ではない」と。じゃあなんて言うんだと思っていたら、「ホストネーションサポート」か或いは「接受国支援」としたい、と。これではまるで政治家と言うより、三百代言に成って来たとしか思えぬ。まあ、政治家とは三百代言なんだろうけどな。この三百代言にブレが加わるんだから、もはやどもならんな。</p>
<p>○月○日　2009年末に百歳の詩人・まど　みちお　は新作詩集を出した。中には赤ん坊を歌った詩もある。「どうもまぶしい/とおもってハッときがついた/だっこされているんだ/かみさまに！」。そんなまどが戦時中に書いた戦争詩が見つかって、議論を呼んでいる「この戦争は/石に齧りついても勝たねば/ならないのだよといえば/おまえはしずかに/私のかほを見まもり／ふかい信頼のまなざしで/うなづきかえす」てなもんらしい。時流にながされて、イヤイヤ書いたものだろうが、時が時ならまど程のひとでもこうなってしまう。こういう時が来ることがないのを切に祈るが、きなくさいことを煽る手合いが最近とみに増えているような気がするなあ。</p>
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		<title>司書独言（112）「一冊の本が次読む本を呼ぶ」</title>
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		<pubDate>Wed, 13 Apr 2011 02:45:46 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nisi93kei</dc:creator>
				<category><![CDATA[司書独言]]></category>

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		<description><![CDATA[○月○日　拙著「本の話・続」が室蘭民報社の高橋結香記者の仲立ちで、主婦の友社発行の雑誌２誌に紹介された。結香記者には申し訳ないが、私はこの２誌共に知らなかった。一つは「mina（ミーナ）」の2011年2月号で、これは表紙 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p><br class="spacer_" /></p>
<p>○月○日　拙著「本の話・続」が室蘭民報社の高橋結香記者の仲立ちで、主婦の友社発行の雑誌２誌に紹介された。結香記者には申し訳ないが、私はこの２誌共に知らなかった。一つは「mina（ミーナ）」の2011年2月号で、これは表紙に榮倉奈々が出ている所をみると20代〜30代、いやひょっとして10代向けの雑誌かも知れぬ。もう一つの表紙は五月みどりで「ゆうゆう」の2011年新年号。「50代からを応援！」との副題がついている。二つとも、どの程度（購読者数）出ている雑誌か分からぬが、いい機会だから感謝の意味を込めて、2つの記事を載録しておく。<span id="more-3999"></span></p>
<p>○月○日　先ず「mina｣の方のBook  pick  up　蘭。『　「良書の魅力を伝えていきたい」大学図書館に30年勤務したベテラン司書が、国内外1,000冊に及ぶ本をチョイス．その話題を取り上げ、面白可笑しく描いたユニークな一冊です。「読書は人間だけが出来る最大の幸福』．本を読む喜びや魅力をたっぷり教えてもらえるはず。』</p>
<p>○月○日　「ゆうゆう」の方は、Culture ゆうゆうの蘭、「Booksー今月読みたい6冊」の頁で、筆者は温水ゆかり．『新聞『「室蘭民報」の文化欄で連載中の「本の話」の続編。「一冊の本が次読む本をよぶ」の川柳の通り、元図書館司書の著者が多彩なジャンルの本や本にまつわる話しを綴る。取上げられた本は国内外約1000冊に及び、30頁を超える巻末の索引も圧巻本好きにはたまらない一冊だ．！」</p>
<p><a href="http://t-yamashita.info/wordpress/wp-content/uploads/2011/04/sisyo-3.jpg"><img class="aligncenter size-full wp-image-3993" title="sisyo-3" src="http://t-yamashita.info/wordpress/wp-content/uploads/2011/04/sisyo-3.jpg" alt="" width="380" height="595" /></a></p>
<p>○月○日　結香記者との2誌の書評者に礼を言わねばならぬ。因みに「本の話」の正続共、著者たる私は印税なるものをもらっておらぬ．全て「『ふくろう文庫」の本代に提供しているのです。つまり私の本を買って下さると、私の懐が肥えるのではなくて、「ふくろう文庫」の本が増え、文庫の本は図書館に寄贈するので、つまり図書館の本が増える訳です．この段、ご理解の上、室蘭の文化財を増やすために、とて、私の本を買って下さるとありがたい．（購入希望の方は、室蘭民法社又は図書館の私に連絡下さるか、或いは市内の有名書店でもお求め頂けますので、よろしくお願いします）</p>
<p>○月○日　因みに、先の雑誌の私の本の他5人は、と言えば、女性問題専門の樋口恵子、ジャーナリストと言うのか放送記者と言うのかーの池上彰、次に2010年11月16日101歳になった言う詩人のまどみちお、医者の鎌田実、そして作家の工藤美代子だった．ついでに言うと表紙を飾った五月みどり、と言う人、中々不思議な人だ．ポルノめいた映画に出ていたかと思うと、NHKにも出たりして、人生の汚れというものがちっとも出て来ぬ人で、きっと根性のいい人なんだろうな。</p>
<p>○月○日　｢ふくろう文庫ワンコイン美術講座」も5年目に入る．3.5.7.9.11と奇数月の第4土曜日と決めて、だから次回ははや21回目。今回は何を取上げるか、てな事を取材に来た高橋結香記者としゃべっている所へ、毎回黒光ひささんと受付に座ってくれる香川妙子さんが来て．．．．この人は非常に多方面に好奇心のある人で．．．魯迅のことをもっと知りたいと言う．魯迅な、魯迅と美術を結ぼうとすれば、中国革命に際しての魯迅の版画運動だなあ—と答えて、このテーマはいけるな、と思う．これならケーテ・コルヴィッツやフランツ・マゼレールの事も、もっと話しをのばしてロシアのマヤコフスキーらのポスター運動も語れるかも知れぬ．妙子さんは又言う。「オーケストラよかった．チャイコフスキーももっと知りたい」。この映画はすばらしい。最初に見た私は田村博文さんと、黒光、香川両人に直ぐ感動を伝えていたのだが．．．チャイコフスキーと美術とくれば、直接にはないが、チャコフスキーのあとのロシア5人組のムゾルグルスキーとなれば「展覧会の絵」があるなあ。あれなら「本の話」でも取上げたことがあるしー、とまあ、色々考えている最中．卯年だから兎と美術と言うことでもいいかも知れぬ。</p>
<p>○月○日　一昨年の7月だったか、さいたま市で計画されている「大宮盆栽美術館』が購入した高級盆栽5鉢、計7500万円が、誰かに薬品をかけられたかして、誰が枯らした？とて問題になった事があった．5鉢の中一番高いのは、2000万円のエゾマツで樹齢800年というからすさまじい。その問題が落ち着いたかして、昨年3月に無事開館、12月には来館者が5万人と言うから先ずは目出たい。一億円を超える五葉松も出ているそうな。</p>
<p>○月○日　私は盆栽を見るのは嫌いではないが、その技術は一切ない．只、聞けば笑うだろうが、似たようなことをやって楽しんでいる．きっかけは我が家の前のAさんが火山岩（とよぶ程の大きさではない、一抱え程の石だが2人でないと持てぬ）を4個呉れた．火山岩？だから矢鱈とでこぼこと凹凸がある。それを庭の五葉松の傍らの鳥の餌台の下に置いておいたら、そこにオンコやら馬酔木やらがまみずやらが芽吹いて、かつ根付いた．皆、鳥の糞が落ちた結果なのだろう、土台が土台だからぐいぐいとは伸びぬ、土がない訳だから伸びようがない訳で、だまっていても、つまりなんの世話をしなくとも、何やら全体盆栽めいてくる．早い話しが栄養失調なのだろう。とは言え、4つの岩が各々植相を違えて、つまり植種が違って、そこへ又違った苔が生えて、とそれぞれ案外に面白い、昨年は忍冬の実のつきがよくてヒヨドリが盛んについばんで落としてくれたから、今年は忍冬も芽を出すかもしれぬ。こうしてエセ盆栽作り（と言っても自分はなにもせぬが）を楽しみつつ、私は時々書棚から岩佐亮二の名著「盆栽文化史」（八坂書房）を取り出して、本物の盆栽を想像して楽しんでいる。あー、忙しい。</p>
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		<title>司書独言（113）ワンコイン美術講座20回を超える</title>
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		<pubDate>Mon, 11 Apr 2011 02:05:16 +0000</pubDate>
		<dc:creator>nisi93kei</dc:creator>
				<category><![CDATA[司書独言]]></category>

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		<description><![CDATA[○月○日　下の記事を読めば分かるように、ワンコイン美術講座も20回に達した。今年も3月26日(第4土曜日）を皮切りに、奇数月毎に５回やるつもり。3月26日の第21回は、グルジアの画家・ピロスマニを取上げる。俗説だが、加藤 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: center;">○月○日　下の記事を読めば分かるように、ワンコイン美術講座も20回に達した。今年も3月26日(第4土曜日）を皮切りに、奇数月毎に５回やるつもり。3月26日の第21回は、グルジアの画家・ピロスマニを取上げる。俗説だが、加藤登紀子が歌って有名になった「100万本のバラ」のモデルに成った人物だ<span id="more-3989"></span><a href="http://t-yamashita.info/wordpress/wp-content/uploads/2011/04/shisyo-1.jpg"><img class="aligncenter size-large wp-image-3991" title="shisyo--1" src="http://t-yamashita.info/wordpress/wp-content/uploads/2011/04/shisyo-1-811x1024.jpg" alt="" width="649" height="819" /></a></p>
<p>この特異な画家については、「本の話し」の第139回と「本の話・続」の第271回、北海道新聞で毎月第2・第4金曜日に連載「ふくろう文庫」からの2008年9月26日付けで、と都合3回紹介している。講座の予習としてヨンでおいてくれると、話す方としてはたすかる。</p>
<p>○月○日　第22回はロシアの音楽家・ムソルグスキーの「展覧会の絵」を取上げるムソルグスキーについても「本の話し」の第109回で既に触れている。今考えている新機軸は、ムソルグスキーの曲をCDで画1枚毎に区切って聴いてもらい、それに沿って展覧会の絵の説明をするつもりだ。第23回は、魯迅の版画活動を取上げる。魯迅は字の読めない人を啓蒙しようとして版画に頼ったが、どんな版画を使ったかを紹介したい。そして、6.7月の気候のいい時に修学旅行として魯迅の故郷、中国は淅江省の紹興（<span style="font-size: x-small;">せっこうしょうのしょうこう</span>）を訪ねてみようかと考えている。パックりょこうではない、あくまでも自前のスケジュールのみと考えるが、実現可能か否か、やってみなければ分からない</p>
<p>○月○日　下の記事に付いてー新年早々、野口社長からビッグプレゼントで嬉しい限りだ。昨年も野口社長の寄付のおかげで、東寺所蔵の「両界曼荼羅」重文の「弘法大師行状絵巻』完全復元版を入手出来た。ありがたい。</p>
<p>ホテルの部屋に置いたるものと言えば、大体レギオンの聖書で、これはクリスチャンならざる身にはウンザリするが、拙著がそうならずに、旅人が一話でも二話でも読んでくれて、旅の一刻が実りあったとなってくれることを祈るものだ。</p>
<p>スペインで私は泊ったホテルに置いてあったドン・キホーテは省略版とリライト版だったが、それでも読み切るには時間がかかる。その点拙著は一話独立方式だから、どこからでも読めるし、どこで止めてもいいのが利点だ。</p>
<p style="text-align: center;"><a href="http://t-yamashita.info/wordpress/wp-content/uploads/2011/04/shisyo-2.jpg"><img class="aligncenter size-full wp-image-3992" title="shisyo-2" src="http://t-yamashita.info/wordpress/wp-content/uploads/2011/04/shisyo-2.jpg" alt="" width="774" height="518" /></a></p>
<p><br class="spacer_" /></p>
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