第162回 岩波のおすすめ文庫本4点

`004月26日寄稿

もう40年余前の大昔、大学生活と相成って上京した。下宿には既に兄と姉とが住んでいた。東大は農学部前の西片町。十番地への15号。下宿へ荷物をおろして直ぐに、私は、あこがれの街、古本の街、「神田」へ直行した。 続きを読む 第162回 岩波のおすすめ文庫本4点

第166回 フェルメール紹介本4冊

`00.6月30日寄稿

「伊丹市立美術館」での「ジョージグロッス展」「大阪市立美術館」での「フェルメール展」を観に大阪まで行って来た。「ジョージグロッス」の作品は、前に、鎌倉の「神奈川県立近代美術館」で何点か観たことはあるものの.主要作品となると、アメリカかドイツにまで行かねば観ることは出来ぬ。「フェルメール」に至っては、先ずはオランダまで足を運ばねばならぬ。いずれにしても、大阪へ行く方がどう考えても楽チンと考えて朝一番の飛行機で出かけたのだが.... 続きを読む 第166回 フェルメール紹介本4冊

第226回 ジャガイモ と 塩の歴史の本

`04.4月14日

私の前任者、久保さんは、或る時「図書館サービスに期待する会」の世話人、美女の安藤薫さんに電話して或ること依頼しようとして、何を血迷ったか、あらぬことを口走ってしまった。 続きを読む 第226回 ジャガイモ と 塩の歴史の本

第233回 鈴のない熊本と、相撲の話

`04.11月17日寄稿

去る11月9日の、登別の第40回市民文化祭の行事の一つ「登別郷土文化研究会」が開く「郷土史の夕べ」で2時間余の講演をして来た。題して「大供楽しむ玩具の世界とその魅力」。題目を知らせると.問い合わせの電話が来た。「大供って何ですか?」「大供ってのは、子供心に返っ大人のことです」。 続きを読む 第233回 鈴のない熊本と、相撲の話

第234回 地震を案じつつ豪雪の新潟について

`04.12月15日寄稿

今から16年前の初夏道立美術館で、インドの「マハラジャ」展が開かれた。マハラジャとはサンスクリット語で「大王』のこと。つまりはインド各地の土候国の王を指して言う(そうな)。この展覧会、何ともはや、ケバケバしいもので、冠やら衣装やら、首輪やら耳飾りやら、いずれもキンラ.ギンラ、ピカピカ、ジャラジャラと言う感じで、余り感心せなんだ。おまけにすごい人出で押すな押すなの有様。ウンザリして出ようとした出口でわたされたのが、「ミティラー民族画展」のパンフレット、会場は一寸離れた札幌アートプラザ.ミティラーって何だ?。...で行ってみた。 続きを読む 第234回 地震を案じつつ豪雪の新潟について