紹介

山下敏明

yamasita北海道室蘭市に「生き字引」「百科全書」と呼ばれる人物がいます。それが元室蘭工業大学付属図書館(元室蘭市立図書館副館長)山下敏明さんです。
山下さんは1936年生まれ。室蘭工大図書館に司書として30年勤務した。年間の読書量は200冊前後、映画は140~180本見る。「本の話」は1986年に開始され、今も「室蘭民放」に連載中。「あんな本こんな本」は室蘭図書館で発行されています。
地域の話題、時事に引っかけながら、広い分野の本を取り上げ、難しい横文字は使わず、読みやすい文章で紹介されていて、どれも読んで見たくなるものばかりです。

本好きは子供の頃から。一冊の本を読む間に疑問が出てくるとそれを知るために次から次と新しい本への興味が湧いたと言う。読書がもたらす、そんなワクワクする気持ちを多くの人達に知って欲しいと、新聞や図書館だより(ひまわり)にさまざまな本を紹介。膨大な読書量から得た知識とユニークな視点が人気を集め市内外から講演依頼も絶えない。図書館予算が道内34都市の中でも最低ランクの市立図書館を市民にたくさん利用してもらうには〜と考えた結果、本代不足解決のために考えた「ふくろう文庫」が画期的な活動となっている。

道民雑誌「クオリティ」より

経歴

1936年 室蘭市生まれ

明治学院大学 文学部 英文科 卒業

総合商社に勤めた後、室蘭工業大学付属図書館に31年間勤務

退官後、市立室蘭図書館の副館長に招かれ 2005年から館長に

著書:本の話

ふくろう文庫

山下さんとふくろう文庫個人では買いづらい大型の美術本や、希少本を市民や市外の賛同者の寄付に寄って購入するという市立室蘭図書館の取り組みです。

結婚や出産・進学などの人生の節目を記念して市民や賛同者が寄付すると、山下さんが個人個人のリクエストや記念に合わせて、本を選びます。そして本には寄贈者の名前入りの蔵書票を貼り、室蘭の新聞で紹介します。今では美術書を中心に4000冊以上が蒐集されています。

ボランティアグループも結成され、市立室蘭図書館での常設展の他、特別展や講演会なども開催されています。

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