司書独言(193)

○月○日 1月22日の記事。21日に多摩川で入水自殺があり、死んだのはナント保守派の論客の西部邁。去年の暮れ、昭和史のノンフィクション作家・保坂正康が、中学への汽車通学中に1年上の生徒が社会科学の事などを教えてくれたりして、彼こそ私の中学時代の「先生」だ。 続きを読む 司書独言(193)

第386回(ひまわりno202)男色の系譜、三島、江戸川乱歩、岩田準一

平成30年3月寄稿

先日千歳のホテルで、私としては珍しく遅くまでテレビを観ていた。丸山明宏(今は美輪明宏)が出ていて、若いタレントに昔話をしていた。今81歳というから、昭和11年か12年位の生まれか? 続きを読む 第386回(ひまわりno202)男色の系譜、三島、江戸川乱歩、岩田準一

第385回(ひまわりno201回)田岡嶺雲全集第6巻、北越雪譜、秋山紀行

2018.2月寄稿

過ぐる2月4日、新聞に驚嘆すべき知らせが出た。その見出しは「半世紀をへて田岡全集完成へ」。中身は「明治、大正期の文芸・社会評論家で、中国文学研究者でもある、田岡嶺雲(たおか・れいうん)の著作を網羅した西田勝編『田岡嶺雲全集』の第6巻(法政大学出版局/¥20,000円)がしゅっぱんされました。第7巻も18年中に刊行の予定で、1969年の刊行以来、半世紀をへて完成します。第6巻は荘子、蘇東坡ら中国の歴史的人物の評伝と最晩年の評論を収めています」。 続きを読む 第385回(ひまわりno201回)田岡嶺雲全集第6巻、北越雪譜、秋山紀行