私のなかの歴史 7

室工大定年退職後、市立室蘭図書館にと、市民が署名運動、最初は断ったが、図書館を見たら、余りのひどさに義憤を感じ、引き受け、最初は図書カードの作製から始めた。半年かかったが、やっと、全国共通の著書カードが出来、普通の図書館になった。1999年には、日本初の物理書「気海観瀾」や飢饉対策用に書かれた「救荒便覧」などの古書をゴミのなかからみつける。 続きを読む 私のなかの歴史 7

私のなかの歴史 5

1969年代学生運動で大学が封鎖された。その頃図書館で知り合った本好きの学生達が毎晩自宅に集まるようになって議論をした。その頃の学生達とはいまだに付き合いが続き、無形の財産だと思っている。毎晩、酒と食材を準備する妻は大変だったと思うが、学生達は妻の方に魅かれたのかもしれない。 続きを読む 私のなかの歴史 5

私のなかの歴史 4

室工大の蔵書数は驚く程少なく、それを総合大学並みの多様な蔵書を揃えることを目標とし、各課の書籍購入予算の一部を図書館にいれてもらい、大系立てて蔵書をそろえていった。これは教授陣との信頼関係が築かれてできたこと。そして大学図書館の一般市民への公開へ。 続きを読む 私のなかの歴史 4