第320回「泰山は土壌を譲らず〜」そして「大山鳴動して〜」

2012.6月寄稿

前回は,拙著「本の話」の愛読者と称してから「ふくろう文庫」に、と贈られた「臥雲山荘―水郷の数奇屋ー」なる一書を紹介しつつ,伊予が生んだ蘭学者の話しをしたが,その後来た恵美子女史の手紙の中に「泰山は土壌を譲らず」の言葉が引かれてあって,私はそれで或ることを思い出した。 続きを読む 第320回「泰山は土壌を譲らず〜」そして「大山鳴動して〜」