第399回(ひまわりno215)AI時代を予見したチャペック。藤田嗣治の消せない過去

2019.5.26寄稿

私は英文科出身だが、大学での最初のテキストはチェコの作家、カレル・チャペックの「イギリスだより」だった。1924年5月から7月の2ヶ月間、ロンドンのペンクラブ大会に招かれた時の見聞録記だ。この辛口の旅行記は、これからその国の文学について学ぼうとする者には、その国土と国民性を理解するために非常に有益な案内書だった。 続きを読む 第399回(ひまわりno215)AI時代を予見したチャペック。藤田嗣治の消せない過去

司書独言(206)

◯月◯日/ ギリシャ文化と仏教文化を結合した「ガンダーラ美術」を生んだのがスリーランカだ。スリは光り輝くor聖なる意で、ランカ島はシンハリ語で「ラーマヤナ」(古代インドの叙情詩)に出た名前。2語合わせてこの国名1972年に出来た。 続きを読む 司書独言(206)

司書独言(205)

◯月◯日/ 私はオリンピックに関心がないが、それでも2.2億円の金で五輪が買われたかもしれぬ、となると、逆に怒りが湧いてくる。退任した竹田の父恒徳は明治天皇の孫、元IOC(国際オリンピック委員会)の委員でまた第8代のJOC(日本オリンピック委員会)の会長だった。まあ父子2代オリンピックで食べてきた訳で、これだけでもふざけた話だ。 続きを読む 司書独言(205)

第398回(ひまわりno214)クラッシックファンを楽しませる本の紹介

2019.4.寄稿

安倍だ,麻生だ、萩生田だ・・・と毎日毎日気が滅入るような話ばかりで、精神衛生上誠によろしくないが,世の中はもちろんこんな低劣な馬鹿ばかりで成り立っている訳ではないから,読んで心が晴れるような文化的なニュースも気をつけていると結構目に付く。 続きを読む 第398回(ひまわりno214)クラッシックファンを楽しませる本の紹介

第397回(ひまわりno213)「ヘイト本の増加、自由を奪うNG社会

2019.3.15寄稿

東京新聞の望月衣塑子記者は昨年、室蘭で講演した。「すごい元気な人で・・・」と聞きに行った黒光ひさ市議は、その元気な様子を身振り手振りで私に教えてくれた。 続きを読む 第397回(ひまわりno213)「ヘイト本の増加、自由を奪うNG社会