2017.4寄稿
幼・小・中・高と同期の男に、綽名(あだな)が「デブ」が二人いて、我々は別けるために各各上に苗字を乗せて「Oのデブ」「Tのデブ」と呼んでいた。中二の時、陸上部のI先生が、誰かに教えられたのか、自分で気づいたのかは知らぬが、突然「短距離には、細身より風圧に耐え得るデブの方がいいんだ」と言いだして、
2017.4寄稿
幼・小・中・高と同期の男に、綽名(あだな)が「デブ」が二人いて、我々は別けるために各各上に苗字を乗せて「Oのデブ」「Tのデブ」と呼んでいた。中二の時、陸上部のI先生が、誰かに教えられたのか、自分で気づいたのかは知らぬが、突然「短距離には、細身より風圧に耐え得るデブの方がいいんだ」と言いだして、