室蘭民報ニュース「文化欄コラム連載700回」

平成元年から始まった文化欄のコラムは2004年に第1回〜200回までをまとめた「本の話」として出版されている

平成10年には「本の話・続」が第201〜371回までをまとめて出版されている。問い合わせは室蘭民報へ

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第362回フランス文学者トウルニエの死去、ユダヤ人と近代美術、天皇陛下の全仕事 etc

2016.2.寄稿

日本経済新聞の1月12日・16日と相次いで2人の文化人の死亡に関する文章が載った。読んで私は、片方に違和感を、片方に同感を抱いたが、そこをちょっぴり書いてみたい。 続きを読む 第362回フランス文学者トウルニエの死去、ユダヤ人と近代美術、天皇陛下の全仕事 etc

第363回木下杢太郎の伝記と「百花譜」他

`16.3寄稿

3月中旬、所用で札幌に行き一泊した時のこと、ホテルの駐車場に車を回そうとしていた所(と言っても運転は我妻さんで、私は助手席だが)、ホテル脇に止まったバスから数十人の女性が降りてきた。その姿は、ジャージと言えばいいのか、真っ白、長袖セーター?に、真っ赤なタオルを首に巻いたり肩に掛けた利、それには白ヌキで「旗」と書いてあるようだった。 続きを読む 第363回木下杢太郎の伝記と「百花譜」他

第361回黒沼ゆり子の「わが祖国チェコの大地よードヴォルジャーク物語」

2016.1寄稿

高校1年の時英語の教科書に、チェコの作曲家・アントニン・ドヴォルジャークの逸話が載っていた。毎日汽車通しているドボルジャークは、ある日車輪の音がいつもと違うのに気付く。リズムがおかしいのだ。 続きを読む 第361回黒沼ゆり子の「わが祖国チェコの大地よードヴォルジャーク物語」

第360回 日本の障害者(その文化的側面).フェティシズム

2015.12.寄稿

丸川珠代は以前テレビのアナウンサーで、そのケロっとした所と無表情で、かえって人気があった聞いているが、選挙に出た時、実は自分自身は投票に行ったことがないと判明して批判された。それが時を経て今や環境大臣だというから、世の中甘いもんだ(ということは本当らしい) 続きを読む 第360回 日本の障害者(その文化的側面).フェティシズム