第454回 山崎雅弘の本3冊

2024. 01.16寄稿

私は明治学院大学の文学部英文科の出身だ。明治10年(1877)に出来た学校だ。その時の同級生、渡辺純子さんから「ふくろう文庫」にと写真の本が寄贈された。

「仏師快慶の研究」奈良国立博物館編思文閣出版(¥7万7,000円)だ。図書館に着く前に渡辺さんから重い本だと聞いてはいたが、届いて持って見て、びっくりした。ぎっくり腰の私には相当堪える。図書館にある秤で、メモリが振り切れてダメ。それで、職員の中、主婦2人が持って見て、5キロ入りの米より重いから、6〜7kぐらいと出た。中身も重いが、本体も重い。


渡辺さんは私への手紙の中で「この本をふくろう文庫に導いてくださった山下さんに感謝です。「快慶」に又会いたい。とりあえず、すみこ」と言ってくれたが感謝しなければならぬのは、私の方だ。

私は卒論で、イギリスの「アントニー・トロローブ」をやったが、純子さんは「マシュー・アーノルド」だったかな。因みに「ふくろう文庫」は目下「清明上河図」を展示中。これ、2002年上海で展示された時、人々は5時間並んで待ったーで計23っ万人が観た名画だ。肝心の事を忘れるところだった。「ふくろう文庫」は図書館に美術の本と、レプリカを集めようと私が始めた運動。結婚。入学。成人etc貴方が人生の節目と思う日を記念して寄付してください。その額に応じた本、又はレプリカを私が集めますと言うもの。今現在、約6000超の本と、作品が集まって、その額1億8000万円だ。この号が出る2月には展示替えするつもり。興味のある方は是非見に来てください.そして出来れば寄付して下さるとさらにありがたい。

年が明けてもいい事は何一つない。地震はおこるし、キックバックやった連中を検察はトッチメようともせずに見逃すようだし。何かいささかでも気がスッキリする事はないか?。それで新年は探すのを諦めて、昨年に頼ることにする。ーと1つあった。去年の暮れのこと。「戦史・紛争史」研究家の山崎雅弘すこぶる気のきたことをやってくれた。山崎については去年私は「本の話」で山崎があのデタラメ男竹田恒泰の正体を見事に明らかにした事について書いたから先にそれを読んでもらいたから、ここにそれを出しておく。

さて、話を元に戻して山崎のやったすこぶる気の利いたこととは、、、、山崎はSNSで「救国内閣」なる組閣案を発表したというのだ。そのメンバーとは、例えば首相は田村智子、官房長官は山本太郎、経産省は田島麻衣子、外相は民間の国谷裕子。成程と、中々面白い。まあ気晴らしに自分で、大臣連中を誰にするかと考えてみるのも一興だ。山崎はこのところ、次々といい本を出している。ここに3冊並べて出してみる。

① アイヒマンと日本人 /祥伝社新書/2022/¥950+税

 

② この国の同調圧力 /SB新書/2023/¥900+税

 

 

 

③ 太平洋戦争・秘史 周辺国、植民地から見た「日本の戦争」 /朝日新書/2022/¥1200+税

バカな岸田が「裏金疑惑の真相究明」と言いながらバカなことをやり続けている。麻生とスガを並べて見たかと思うと、今度は「政治研究本部」なるものを立ち上げ、呆れたことにその本部長代理に小渕優子を当てた。この女、2014年に政治資金問題で経済産業相を辞任した女。その時東京地検が事務所を調べたら、帳簿他が入っているハードデスクとやらをドリルで壊していた事が分かって、これで付いたあだ名が「ドリル優子」それで8年前に読んだ本を思い出した。

哲学者適菜収(てきなおさむ)の「現代日本バカ図鑑」/文藝春秋/2016/*¥1300+税

その179頁が「小渕優子ーじゃがいもと馬鈴薯の違い」ーでこのドリル女の公私混同ぶりはすごくて、政治資金を使って、ベビー用品や化粧品まで買い、2013年の選挙では区内の農家からネギを買ってやって、その代金123万円じゃがいも48万円、馬鈴薯47万円だったと。それで、適菜は「じゃがいもと馬鈴薯の違い」と皮肉った訳だ。

ところでこの本は「松本人志」も出ている。「週間文春」で暴かれた性的行為強要云々の男だ。私はテレビを観ないからこの男も相方の小男も知らないが雑誌で見る松本のあの薄汚い顔は大嫌いだ。ゾッとする。ぞっとするのはスガも麻生もだけどね。

顔の事は言うなと言う上品な人がいるけど、人物見極めるには顔は大事な要素だと私は思っている。

今日も大雪だ。30cmは降ったようだ。

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