2024.5.23寄稿
川上大臣とやらが選挙に行った先で、子供を産まない.産めない人の神経を逆なでするような事を言ったと、批判されている。本人はそんな意味で言ったのではないと、弁解に努めているが時遅しだ。
女たちは昔から、意味もなく、貶められてきた。あらゆる分野でだ。美術も例外ではない。どれほど辛い戦いを強いられてきたか!!
ここに果敢に戦ってきた女たちを語る本を出して、女の素晴らしさを知ろう「もう一つの絵画論」 一番先に若桑みどりが登場、それを受けて萩原弘子と言った具合。ーどの論者も胸がすく話しっぷりで、誠に気持ちよい、私は若菜の本は全部読んできたが今はそれらには触れない。中にケーテ・コルビッツが出てくる。私も日本で出た彼女の本は皆持っているが、ここには最近出たばっかりの本を出しておく。
コルビッツの影響を受けた、伊藤八枝の「白と黒の画集を求めて」これも出しておこう。欲しい人は、連絡先 03-3922-5669へどうぞ.
2024年、つまり今年4月4日のニュースだが、バルセロナにあるサクラダファミリアの中で、一番高いメインのタワーが2026に完成するそうな。そして、2034年には全建物が出来あがるそうな。それはめでたいが、この為には、正面に入り口と階段の工事をせねばならずーとなって、ナントナント、このために住宅地2区画を取り壊さなければ、となって一万人が立ち退きを迫られるそうな。で、住民が反対しーとなって、目下決着せずーだと。
サクラダファミリアの工事は140年も続いているが昔行った事がある。確かエレベーターで天辺まで登り、あとはあるいて全階ゆっくり見て来たのではなかったか。
ここに田中裕也の「ガウディ・コードードラゴンの謎ー」を出しておく。実はこの本、昔、九州大学附属病院の院長からプレゼントされたもの。
たまたまその病院長が北海道旅行にきて、最後に室蘭のプリンスホテルに泊まった。ホテルの各室には聖書ではなく私の書いた「本の話」が置いてある。それを読んだ院長が、図書館の私にtelをよこし「本を読んだ、室蘭民報社発行となっているが、地方で読まれるだけではもったいない本だ。友人にも読ませたいから、病院に6冊送ってくれ」となった。それが届くと、、院長からお礼にこれを差し上げると届いたのが、「ガウディ・コードー」だったのだ。ガウディの本は他にもあるが、思い出の本を出しておく。院長は、その後なくなった。
四国は松山の俳人。栗原恵美子さんから、凄まじい本が贈られて来た。オリヴァー・ミルマン著、中里京子訳の「昆虫絶滅」。凄まじいと言う意味は、ー私は本を読む時注意すべきところに「付箋」を貼っていくのだが、この本はそれをやっていくと、全ページ付箋で埋め尽くされそうな気配なのだ。例えば、トンボは最新鋭のヘリコプタでも墜落させるような強風の中でも、安定してホバリングすることが可能だ。タイコクコガネの中には人間に例えると2階建てバスを6台持ち上げる力がある。etc
そして、甲虫たちがいなくなったら世界はどうなるかーの話しにつなげていく。付箋だらけなのを分かってくれるだろうか。先ずは読んで下され。
ところで、栗原さんは私の「本の話」を読んで手紙をくれた人だが、その後何年「文通」していることになるのか。いつも「本の話」」を読んで、感想を送ってくれる。ありがたいことだ。この場所を借りて、今後もよろしく。
7月に入ったら、全212mの弘法大師行状絵巻」を見せる。これ。国際ソロプチミストの50周年を記念して、ソロプチミストが助けてくれるもの。それと「本の話」を出しておく。見に来て下され。