司書独言(194)

○月○日 貴方、「やかましいなー」見た?麻生の答弁。見るに堪えない醜悪な表情。流石に自民党総務会で「態度が尊大だと受け取られかねない。話し方を変えたらどうか」と苦言が出た由。

「〜かねない」なんて段階の話ではない。この醜男、米国では副大統領ペンスに会った時はニヤケにニヤケて、おまけにそのニヤケ面の首をペンスの肩に寄せるかのように傾けての記念撮影、まるで情婦にすりよる男妾の表情だ。醜男は生来のものだから、言っても詮無いが、例えばあの口の曲げ方、あれなぞ母親が一言「太郎ちゃん、人に物言う時にはそんな口付をするものではありません」とそれこそ、やかましく仕付けれ場直っていた筈のものだ。育ちも悪し根性も悪し。名古屋の校長宅でも下宿させて教育し直したらどうだ。米国でのニヤケ面、国内での渋面。ギャップがひどすぎる。

○月○日 「そだねー」のカーリング女子が、出身地北見で祝賀パレードをやった由。市長も「市民特別栄誉賞」を与えて嬉しがってる。12万の市民の1割が沿道に詰め掛けたという。正しく熱い応援だが、この北見市では、近くの網走や紋別が中学校卒業まで子供医療費無料なのに、小学校入学前に切られるんだと。おまけに水道料も近直値上げだそうな。カーリングの氷は冷たい方がよかろうが、市政が冷たいのは良くないね。これ又一種のギャップだ。市長が晴れの舞台を好むのは何処も同じだが、地道な仕事を優先して欲しいものだ。

○月○日 さっき名古屋の校長と書いたが、この校長、目下問題の、名古屋市教委に対する国会議員の圧力事件で、毅然とした態度をとって褒められている校長のこと。圧力かけた議員は2人共「日本会議」に関係を持つ「日本会議国会議員相談会」のメンバーだ。殊にも若い池田の方は、最近嫌韓・嫌中の投稿をして問題になった挙句、謝罪した「日本青年会議所」の元会頭で、安倍ヨイショのお調子者だ。この事件で私がへえーと思ったのは名古屋市長の河村。べらんめー過ぎて品格0だと思っているが、今度ばかりは「文科省に一発カマシタレ」と教育委員会を励ましたと言った姿勢で、今回ばかりは好感持てた。言論界もこの「教育への政治介入は」には断固反対してもらいたい。「ペンは剣よりも強し」を見せる時だ。池田の軽薄な教育談義を耳にして思うのは教育論をぶてる柄かということ。前川の「出会い系バー」を巡る報道で、政権もメディアも(=読売)も保つべき一線を越えたが、今回は国会議員と文科省が一線を越えた。

○月○日 今日は3月23日。来週27日火曜日、私はロータリークラブに呼ばれて「ふくろう文庫」について卓話の予定だ。会員が不参加なのでは?と心配している。というのはその日は佐川が国会で午前と午後2度、証人として立つ日なのだから。どう見ても佐川の方が面白いに違いない。ところで安倍昭恵はどうなるのか?この期に及んでも安倍と御食事仲間の例の爺さん、ナントカ通信社の論説委員とか言う田崎は、昭恵を「天真爛漫」だと持ち上げる。これ我々下々の言葉に直せば「能天気」となるのではなかろうか。田崎の爺さんもいい加減ヨイショをやめる時期ではなかろうか。

○月○日 ヨイショと言えば、最近目立つのが日本ヨイショ本。つまり日本礼讃本。褒められて別に気を悪くする必要はないが、それが日本を褒めようとする余り、他国を貶めたり、根拠のないことをちらかせるのでは困る。例えば、タカジン組の一人でタレントのナントカトモエに肘鉄くらった、嫌韓・嫌中のタツノオトシゴみたいな竹田恒泰。或いは完敗なのに「日本軍はこんなにつ強かった」と主張する井上和彦。また

哲学者・敵菜収(てきなおさむ)から「出稼ぎに来た外国人がなんで日本の話に首突っ込んでいるの?」とやられたケント•ギルバート。一昨年10月末に薨去された天皇の叔父の三笠宮殿下は、陸軍経験者だが、「偽りを述べるものが愛国者と称えられ、真実を語るものが売国奴と罵られた世の中を私は経験してきた」と言ったが、旧皇族のはしくれの竹田も、少しは三笠宮の爪の垢でも飲んだらどうだろう。そうしたらナントカトモエも見直すかもしれんぜ!!

○月○日 さっき前川問題で教育に口を挟んだ2人の国会議員が「日本会議」に関係があると書いたが「安倍、麻生が辞任しようが改憲は成し遂げる」と力むこの右翼団体について知りたい人に必読と思う本を紹介する①山崎雅弘「日本会議」(集英社新書/¥760)。②藤生明「ドキュメント日本会議」(ちくま新書/¥960)。③青野完「日本会議の研究」(大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞。芙桑社新書/¥800)。④青木理「日本会議の正体」(平凡社新書/¥800)。いずれも税抜き

○月○日 紙幅が尽きたので委細は省くが、埼玉市議の吉田一郎が図書館長に「首吊って死ね」とやり、市議会に出席停止を食らった。去年だったか山本幸三が「学芸員はガンだ」と発言して、学芸員から抗議されたが、両人とも学芸員、司書の役割他を知らずに暴言を吐く。何を根拠に、北海道弁で言えば「エラソコイテルンダカ」

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