第337回花だいこんの話.大倉喜八郎の豪快なる生涯.尋問.触手

2013.11.11寄稿

幼馴染みの泰子と、その娘の直子は共に「ふくろう文庫」を支えてくれている。泰子は和本のつくろいをしたり、その和本を収めるうるし塗りの箪笥のカバーを、「ふくろう文庫」のマーク入りで縫ってくれたり、直子の方は「ふくろう文庫ワンコイン美術講座」のチケットを作ったり、私の代わりにネットで本の流れを追ってくれたりという具合。 続きを読む 第337回花だいこんの話.大倉喜八郎の豪快なる生涯.尋問.触手

第336回 「自由人」西村伊作と「大逆事件」

`13.10寄稿

過ぐる9月28日、第34回「ふくろう文庫ワンコイン美術講座」のテーマは「文化学院の創始者・西村伊作」だった。西村は人名事典の類では「教育者」と出ている。 続きを読む 第336回 「自由人」西村伊作と「大逆事件」

第335回 作曲家テレマン.上野英信の妻の記.そして塙保己一

2013.9.16寄稿

もう大部前になるが,1年に1度、卒業生が集まっての墓参りの旅(室工大建築科卒、27歳で癌で倒れた水野正弘君を偲んで)でのこと。夕べの一酌の間に,盛岡在のこれも建築出の梅田が余興で,持参したCDのオークションをやった。その中に,梅田が買ってみたものの余り興味がわかなかったらしきCDの一かたまりがあって,梅田が言うには全部まとめて¥6,000だと。... 続きを読む 第335回 作曲家テレマン.上野英信の妻の記.そして塙保己一

第334回茨木のり子・ジョージ・アーネスト・モリソン

2013.8月寄稿

カンナの花が好きで前はよく植えたが、越冬出来ぬので面倒になり、今はやめている。関東より向こうは植えっぱなしでいいから、楽かと思うが、いつか豊橋辺りで見た時は茂りに茂って、これはこれで大変だなあと思ったことだった。 続きを読む 第334回茨木のり子・ジョージ・アーネスト・モリソン

第333回 平山郁夫の真実 ジョルジュ・シムノン

2013.7月寄稿

6月17日の「ふくろう文庫〕5,000冊達成の祝賀会も無事終了.なにしろ、発起人の芝垣美男さんの働きぶりは、正しく発起人とはかくあるべし、と感歎させられる迅速なもので、我々何の不安もなく、本当にありがたかった。ありがたかったと言えば、出席してくれた人全員に対してもそうだが、他に都合が悪くて出られず失礼、との返事と共に(あるいは出席しつつも)、『祝』とて文庫に御芳志を寄せてくれた人もいて、誠に感謝に耐えない。 続きを読む 第333回 平山郁夫の真実 ジョルジュ・シムノン