第052回 野鳥の鳴声と関連本

`94.6月1日寄稿

室蘭は一体に風の強い所ですが、殊に私の住んでいる、その名も詩的な「白鳥台」は海からわずか1200m、おまけに海抜120m余の高台ですから、風の吹かぬ日はない、と言っていい位なものです。 続きを読む 第052回 野鳥の鳴声と関連本

第051回 丁半国境 西木正明

`94.5月10日寄稿

「昭和12年大晦日の午後4時45分、しんしんと雪に降り込められている敷香駅に到着した列車から若い男女が降り立った。〜10分後、この男女は宮通りの山形屋旅館に旅装を解いた。この頃敷香は人口3万人余を誇り〜盛り場のカフェや飲食店の数は、島内随一であった。しかし、この男女はそうした町のにぎわいに接するでもなく、部屋に引きこもったまま一夜をすごした。」これは西木正明の「丁半国境」の一節です。 続きを読む 第051回 丁半国境 西木正明

第318回 新聞の切り抜きより、

2012.4月寄稿

今回は新聞の切り抜きを整理していて、これはあの本に挟もうと思ったものの中の2.3に付いて書く事にしよう。時、日関係なしに挙げていくが、まず第一は盲人のこと。 続きを読む 第318回 新聞の切り抜きより、

第317回日本美術所蔵世界一のボストン美術館

2012.3寄稿
3月24・25(土・日)の両日、「モルエ中島」で「ダ・ヴィンチのパリ手稿展」をやるのに、色々と頭をひねっていて...諸事万端、この人が居ない始まらぬ、と言う程に気の利く妙女にTELをかけた。ダ・ヴィンチのパリ手稿=手帳の大きさは、掌大から大学ノート大まで様々で、普通ならこれを開いて出せばいいのだが、如何せんダ・ヴィンチはいわゆるギッチョ=左利きで、そのアルファベットは、したがって逆さ、つまり「鏡文字」になっている。 続きを読む 第317回日本美術所蔵世界一のボストン美術館

第316回 「天才 ダ・ヴィンチ」の本

2012.2月寄稿

毎日、読んだり書いたりの合間には新聞を切り抜いて、関連する本に貼って行く。切り抜く分野は様々で、もちろん芸術も入っているが、これは政治や社会と違ってそう毎日あるものではない。 続きを読む 第316回 「天才 ダ・ヴィンチ」の本