本の話 580 画中に「都」さんざめく
第047回 歴史の虚実を見るには?
`94.2.16寄稿
江戸城内の台所の井戸に猫が落ちて溺れ死んだ、それを助けなかったのは不届きである、とて台所の守(かみ)が八丈島に遠島になる。又、5才になる子供が、我が家の軒下に巣を造った燕を、紙筒の吹き矢で射ったのは不埒(ふらち)である、とて親子とも打ち首になる。 続きを読む 第047回 歴史の虚実を見るには?
第046回 犬の気持ちの何分の一かを持てば!
`94.1.28寄稿
私が子供の頃には、町中でよく番った(つが)ままの犬をみかけるものでした。つまり交尾が終わったものの,離れる事が出来ず尻と尻をくっつけたままでいる犬達です。 続きを読む 第046回 犬の気持ちの何分の一かを持てば!
第045回「知識は人生を楽しむための切符である」
`93.12.10寄稿
今年12月7日の朝日新聞紙上に、下の投書が載りました。「知りたい」という欲求と、其のための「本が欲しい」という欲求と「〜とは言うものの,,,中々買えぬ」とい言う悩みと結局は「入手する」という喜びとが交々(こもごも=かわるがわる)語られていて、一読共感すると同時に、溌溂(はつらつ)たる精神に驚嘆し、実に感動しました。 続きを読む 第045回「知識は人生を楽しむための切符である」