第301回 人間通シムノンとメグレ警視

`10.09月寄稿

もう30年も昔の話になるが、室工大勤務中に、水元小学校の6年生が図書館見学に来た。中に1人結構本を読んでいると感じさせる物言いをする男児がいて、その子が質問の時間になって訊くには、「世界で一番売れている本はなんですか?」と言うものだった。 続きを読む 第301回 人間通シムノンとメグレ警視

第300回 歌と戦争

`10.8月寄稿

7月24日(土曜日)の「第18回ふくろう文庫ワンコイン美術講座」のテーマは、柳宗悦(やなぎむねよし)だった.柳とはもちろん「民芸」の創始者で、民芸とは「衆的工」を縮めた言葉だ。 続きを読む 第300回 歌と戦争

司書独言(94)

`09.6.20寄稿

○月○日「〜本を取り落としてしまう程笑いころげながら読み進むうちに〜」なんて文章を綴る書評家が結構いるが、私は原則としてそう言う大袈裟な表現は使わないことにしている。しかし、このニュースは大いに笑った。 続きを読む 司書独言(94)

司書独言(95)

`09.7月寄稿

○月○日  先頃某紙で「私立図書館奮闘中」と題する記事を読んだ。副題が「昭和初期の美術書所蔵・富山の“眉丈文庫”」。高岡市と言えば銅器や漆器産業で有名だが、此所で呉服商を営んだ金田眉丈(びじょう)なる人が、高価な美術書を揃えたのが始まりで、その目的は若い職人達の勉強の足しになればと言う物で、自宅で公開して来た由。 続きを読む 司書独言(95)

司書独言(96)

`09.8月寄稿

○月○日  十勝のレロレロ酩酊元大臣が、日本国のために断酒を誓った、と新聞にでている。何と大袈裟かつ恩着せがましい事か。有体は失職を恐れる自分の為だろうが。靴を投げられたあの馬鹿ブッシュはその後匙を投げられて引っ込んだが、飲酒運転、窃盗、乱闘で逮捕歴3回と言う男だ。この強者は40才のバースデーパーティに乱酔して、あろうことか一番恐れているパパブッシュに絡んでしまった。 続きを読む 司書独言(96)