第145回 ヴィクトリア朝の性と人種差別

`99.5.14寄稿

ダイアナ妃が事故死してからのナントカで,記念のコインが出るそうな。そしてそれを記念して,英国の大使館でパーティが行われたそうな。と言うような報道を耳にしながら,読み終えたのが、度会(わたらい)の本

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「ヴイクトリア朝の性と結婚1 」こんなことが出ている 続きを読む 第145回 ヴィクトリア朝の性と人種差別

  1. 度会好一.ヴイクトリア朝の性と結婚.中央公論社(1997) []

第144回 秦豊吉=丸木砂土

`99.4.16寄稿

世の中には「清らか」な人が沢山いて、言葉にしても、「そう言うみだらな言葉を使ってはいけない」と直ぐに目くじらを立て、仕草にしても、「日本人ならそうしたかっこうは出来ない筈だ」とか言って ・・・・・つまりは自分の言動だけが世界の汚れをふせいでいるのだ・・・ とガンバッテみせる・・・・ 御大層な御仁がいるものですが、そう言う人が見たら、目玉が飛び出そうな名前を持った人がいました。もっとも名前と云ってもペン・ネームですが、曰く、「丸木砂土=まるき・さど」 続きを読む 第144回 秦豊吉=丸木砂土

第143回 風船画伯・谷中安規

`99.3.13寄稿

私は、棟方志功の画も人間もあまり好きではありません。画の方は、輪郭がはっきりせず、ごちゃごちゃという感じの線の処理が大して上手いとは思えないのと、人間味の方となると、・・・・ 続きを読む 第143回 風船画伯・谷中安規

第142回 ことわざ図像学事典と蒐集本

`99.2.16寄稿

「爪(つめ)に火をともす」この「ことわざ」の意味は ──ローソクのかわりに爪に火をともすほど、過度に物惜しみすることのたとえ── と広辞苑に出ています。もう10年余も昔ですが、このことわざが、地元の大学の入学試験の問題として使われたことがありましたが、これ又地元高校からの受験生が、一人として解釈出来なかった、と言うことが新聞に出ました。国語力がないからと見るべきか、総体、生活が豊かになって来ているから、こういう節約ムードの言葉は必要ないのだ、と見るべきか!! 続きを読む 第142回 ことわざ図像学事典と蒐集本

第141回 スパイ・隠密

`99.1.29寄稿

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小此木真二郎(おこのぎ しんじろう)の「フレームアップ−アメリカをゆるがした四大事件−1 」は、岩波新書の一冊として、1983年に出た。いい本だった。

frame−up(フレームアップ)とは、事件や犯人をでっちあげることで、「3人の獄死者を出した横浜事件は拷問によるフレームアップとして有名だ」(朝日’83)と言った具合に使う。 続きを読む 第141回 スパイ・隠密

  1. 小此木真二郎.フレームアップ−アメリカをゆるがした四大事件.岩波新書(1983) []