`04.2月24寄稿
今出たばかりの「近代帝国日本のセクシュアリティ1 」なる本を読みにかかっている。
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著者は中村茂樹。明治の政治家達の蓄妾(ちくしょう)問題から始めて、書名通り、近代日本が、帝国主義的植民地政策を押しすすめていく過程で、行った先々、中国やら朝鮮やら、台湾やらで、日本の男達が、現地の女性達に如何なる態度を取ったかを論じ、合わせて、日本にいた外国人と日本の女性との関わり方にも言及し、つまりは、男達の「性」に対する諸々を論難する...と言った趣の、すこぶる真面目な本で説得力満点の感じだ。 続きを読む 第224回 買春、売春を考える本
- 中村茂樹.近代帝国日本のセクシュアリティ.明石書店 (2004) [↩]