第157回 鱏や鰻や疱瘡神の本

`00.1.14寄稿

北辰中学校(今の常磐小学校)の生徒だった頃、帰路、退屈すると、札幌通りを歩かずに,白川の米屋から,真直ぐ港へ出て,旧室蘭駅の裏と言うか,,,横と言うか、この辺りにあった水上警察所まで歩いたものだ。 続きを読む 第157回 鱏や鰻や疱瘡神の本

第155回 学歴貴族の栄光と挫折

`99.12.8寄稿(木)

今年の夏(だったか)、男女参賀がどうのこうので、「上野千鶴子」を招んで基調講演をさせ、そのあと、男1人、女2人の3人でパネルディス

カッションをすると言う集まりがあった。その男1人に選ばれて、講師控室で待っている時に、幹事が、上野に、私を紹介して、「この人は、室蘭工業大学にいた人です」と言った。すると、上野は「あら、室蘭に大学があるんですか。それは市立、私立?」と聞いた。私は「いや、東大と同じく、国立大学です」と答えた・・・が・・・。 続きを読む 第155回 学歴貴族の栄光と挫折

第156回  おかまとオスカーワイルド

`99.12.24寄稿

先日、気がおけない人達と飲みかつ食べている時に、酔った時の話になって、私はタレント「なべ おさみ」の話をした。なべとは、息子の大学受験をめぐってどうのこうのと言われたあの「なべ」である。話とは・・・「なべ」が或る時、銀座で飲んでいて、はしごをしている間に、とある店で寝込んでしまった。暫くして、「なべ」が目をあけてみると、そこは「ゲイ、バー」で厚化粧をした連中が何人も「なべ」を取り巻いて、上から見おろしている。ハッと気付いて「なべ」が叫んだそうな。「僕はなべだ。おかまじゃないよ。」 続きを読む 第156回  おかまとオスカーワイルド

第152回 江戸の人が登った名山とポンペイエロチカ

`99.10.6寄稿

下図は寛政11年(1799)に、幕府から東蝦夷調査に来た松平忠明の一行に「絵図面師』として参加した谷元旦(げんたん)が描いた下絵を基にして、兄の谷文晁(ぶんちょう)が完成した物で、描かれた山は今の「羊蹄山」(ようていざん)だ。

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第153回 近藤富蔵親子と食物奇談 

`99.10.22(金)寄稿

室蘭に「明日葉の会」なる団体が有る.この上には正式に「室蘭市食生活改善推進協議会」なる名称がついている。読んだ通りの活動をする会である。

「明日葉は」は「あしたば』と読み,今日切り取っても明日は再生している、との意で、セリ科の大型多年草だ。このごろは「生協』や「ホームストア」など、スーパーにも出回っているから,食べた人も多かろう。葉と茎が食用になって香りも悪くない.別名を「ハチジョウソウ」と言うが、これは八丈島の特産的植物なのだ。

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