第289回 彼岸花=マンジュシャゲ

もう6, 7年になろうか。

伊達の農協で花札(と言うと変だね)、花の札に「こんどう」と書かれているのがあって、「こんどう」??初めて聞く名だな。小学校の時、同級生に近藤啓子と言う目のクリクリしたのがいたっけな。だけどあれとは関係がないな・・・と思いつつ帰宅して、花の本を色々取り出して見てみるが、いずれにしても「こんどう」は出ていない。ハテナ、何かへんだな?と思っているうちに妙なことを連想した。と言うのは、私が仲人したSの息子のRが先年結婚して年賀状やらナニヤラが来るようになったが、それをRに代わって書く嫁さんの書き方がすこぶる変なのだ。 続きを読む 第289回 彼岸花=マンジュシャゲ

第286回 ワンコイン美術講座・小川芋銭

昨年の7月から、奇数月の第四土曜日に「ふくろう文庫ワンコイン美術講座」なるものを始めたが、早いものでこの7月の「蠣崎波響(かきざき・はきょう)―松前藩の家老にして一級の画人・文人」が第13回目となる。第12回目には「小川芋銭」をやった。 続きを読む 第286回 ワンコイン美術講座・小川芋銭

第285回 独裁者と芸術

チェコはプラハの北15km、プラハの空港のすぐ近くに「リディツェ村」がある、いや、あった、と書く方が正確だろう・・・と言うのは、この村は一度この地上から抹殺された村だからだ。この抹殺と言う意味は文字通り、言葉の通りのもので、この村の人達は殺され、大地はブルトーザーにならされて、一見,只の「さらち」にされてしまったからだ 続きを読む 第285回 独裁者と芸術