司書独言176

⚪︎月⚪︎日 ローマ法王が今のフランシスコに変わってから感心させられることが続く。例えばカトリックでは認められていない女性聖職者復活の検討委委員会設立、例えば教会での神父による児童の性的虐待を犯罪と認め、バチカン法を改めて世界各地の司祭800余人を免職した事、して又、1915年頃第1次ッ世界大戦中に、現在のトルコを含むオスマン帝国で起きた、およそ150万人のアルメニア人虐殺を「20世紀最初のジェンサイド(集団虐殺)」として断罪したことetc. 続きを読む 司書独言176

第368(ひまわりno184)空疎な小皇帝「石原慎太郎」.民族の浄化 .登山と平和

2016.8.寄稿

小樽の裕次郎記念館が閉館するそうな。昔、法事のとき義兄に頼まれて、本州勢の親族達の小樽案内をしたことがある。私は全く興味がなかったが、横浜勢の希望で入った。そのとき別の小母さん達団体が、口々に「裕次郎が死んだのは飲みすぎたんだ」と言ってたのが記憶にある。 続きを読む 第368(ひまわりno184)空疎な小皇帝「石原慎太郎」.民族の浄化 .登山と平和

司書独言 (175)

⚪︎月⚪︎日 永六輔が7月初旬に没した。私は何だかペチャッと言うか、ネチャッと言うかの話し方が耳障りだったが、言う事は真当だからいつも傾聴していた。当節安部総理が変えたがっている憲法についても「アメリカが押しつけたというけれど、アメリカはその前にちゃんと自由民権の憲法の研究をしている」と言い、日本各地で作られた、例えば五日市(現東京あきる野市)憲法などを例示し、「今の憲法のもとには自由民権運動の憲法がある」と断言する。 続きを読む 司書独言 (175)

第367回エリュアール詩集.「自由」ヴェルコール「沈黙のたたかい」そして大野晋

2016.6.寄稿 私が大学生だった昭和30年代前半、上野の方から来て東大前を通り、大塚を抜けて池袋が終点の都電があった。その終点の傍に藁火(わらび)書店なる小さな古本屋があった。 続きを読む 第367回エリュアール詩集.「自由」ヴェルコール「沈黙のたたかい」そして大野晋

司書独言(174)

⚪︎月⚪︎日 延暦寺と聞けば僧兵を抱え,意に満たねば強訴して朝廷をおびやかし、挙句信長に焼き討ちされたことを思い出すが、6月初旬「延暦会館」の副館長が年下の修行僧を殴って鼓膜を破った事件が起きた。この坊主前にも同様の暴力を振るっていた由。荒法師の伝統は絶えていない訳だ。 続きを読む 司書独言(174)