第451回 鈴木宗男 関東大震災時の関連本2冊

2013.10.28寄稿

私は長年腰痛持ちだが、先日はギックリ腰になって2週間寝込む羽目になってしまった。落ち着いて座っていられないので、今回は書影のみにして、説明は出来るだけ少なくするので、お許しを!!

北海道弁で「チョゴメク」と言えば「ちょこちょこ落ち着かない様子をすることだ。」又「チョコラメグ」もあって、「せかせかと出歩くこと」だ。もう一つ「チョチョラメグ」もあって、これは「態度が落ちつかず、キョロキョロして軽々しくふるまうこと」だ。「お前、何チョコラメグんだ。どんと落ち着いていれよ」と使う。

今紹介した北海道方言で、私は私は鈴木宗男を連想している。私は宗男の選挙運動を一度見たことがあるが、この男はバカみたいに動き回る。チョコマカどころの話でない。その宗男が偉そうに、ロシアくんだりまで出っ張って、プーチンに向かって、ウクライナへの行為を正しいとやって、維新から除名された。ここに大下英治の「田中角栄になりそこねたねた男1 」を出す。私は、宗男という男は、要するに「碌でなし」と見ている。

関東大震災での朝鮮人虐殺の記事が各紙に出たが、ここに一寸珍しいと私が思う本を出す。書影でわかるように「囚人」を解放すると言う前例のない事をした椎名と言う人の事を語った本だ。書名の「メロス」がいいね。

「典獄と934人のメロス2

前号で森達也の「福田村事件」が完成した事に触れたが、その時はスペースの関係で出せなかった本を出す。素晴らしい本だ。

「福田村事件3

  1. 大下英治.田中角栄になりそこねたねた男.講談社出版(2002) []
  2. 坂本敏夫.典獄と934人のメロス.講談社(2015) []
  3. 辻野弥.福田村事件.五月書房新書(2023) []

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください