2024.3.25寄稿
今回取り上げるのは、ご存知「カゴイケ」が書いた本だ。「カゴイケ」の本文を補うのは作家の赤澤竜也(あかざわたつや)。
「カゴイケ」が起こした事件(?)については、国民皆知っていることだから、ここでは省く。私が本書を取り上げる理由は只一つ。それは「カゴイケ」は何故、アベにしてやられたかだ、がこの本を読むと、よくそれがわかるからだ。「カゴイケはすこぶる「特異」な男だが、間違いなく人間だ。しかし対するアベは「人非人」だった。「人非人」とは「人でなし=人間でない」人の道に外れた行いをする者を罵るとき「人非人」という訳だ。
「人間」対「人非人」では勝負にならぬ。「人でなし」の方は自由奔放に言いまくり、したい放題だ。「赤木さん」が死のうが死ぬまいが痛くも痒くもない訳だ。この「人非人」に従ったのは、これ又「小型人非人」の役人どもだだった。「サガワ」他を思い出してくると分かるはずだ。「人非人」のアベを真似て「カゴイケ」が呆れる変心ぶりを見せた。「人非人」どもを「カゴイケ」は並べてみせる。
① 青山 繁晴/この男は 「カゴイケ」を「虚言癖人間、困った生き物」とくさしたが実際はどうか。
②稲田朋美 イナダも嘘をつきまくる
③竹田恒泰 竹田が言うには、自分の講演料はいつも90万だが「カゴイケ」には20万でしてやった。ところが「カゴイケ」は計100万払っているとし、竹田は領収書をくれなかったと言う。ここにかつて私が書いた「竹田インチキ」ぶりを載せておく。
これを書いているとき、松山市の俳人栗山恵美子女子から「本の話を読み返しているが、ーとして、手紙が来た。no,805「たたりもっけ」について書いてアベの死に触れている。そこで、no805,とno,808をだしておく。改めて「アベの死」について、読者はどう思うか?
私は「本お話」no901で太平洋戦争中、軍の命令で八丁平に飛行場が作られた話を書いた。そして、最後を「戦争は全てを壊す」と書いて締めた。ついでに私の「本の話」895を出しておく。私の体験記だ。
その後、私が参考にした「証言集、八丁平軍用飛行場」を借りに来た人がいて、参考になればと、私蔵の本を貸してあげた。その後、私の知り合いの娘から「室蘭もよっぽどやられたの?」と聞かれてやはり、知らないんだなと思いながら、一冊の本「これがおすすめ」と貸した。これが、「葉真中 顕」の「凍てつく太陽」これ、80%が室蘭が舞台、主人公はアイヌの特高. 特高とは「特別高等警察」で昔「政治運動、思想運動などと関係を持った警察」もう一人の主役は、強制連行された朝鮮人。この2人を中心に室蘭が軍港だったためダメージを受ける様が如実に語られていく。ミステリーだから中身には触れないがこれ程考えられた小説は初めてだ。しかも、小説とい言っても参考文献を見ると「室蘭戦災史」をはじめとして調べぬかれている。と言う訳で読後一番胸に響くのは室蘭を又軍港にしてはならぬと言うことだ。
この私の思いを共にする人は他にもいる。市民団体「室蘭を守る室蘭地域ネット」の代表増岡敏三君だ。彼は、国が室蘭を防衛拠点の一つに指定したことについて、青山市長宛に次の文章を出した。市長は出て来ず他のものが受け取ったそうな。私は、青山市長の態度はよろしくないと思う。市がかつて受けたダメージに言及しているのだからまともに向き合うべきだ。
さっき「凍てつく太陽」で登場者に「強制連行された朝鮮人」と書いたがそれについての読むべき一冊として次の本を挙げておく。「朝鮮人強制連行・強制労働」(現代史出版会)「ロスト・ケア」(光文社)