第032回 木山捷平の世界

`93.4.16寄稿

高校生の時の同級生Mは、映画が好きで,その点では、私と話しがあいました。映画館の真前に住んでいたMは、いつでも,私より先に観ていて感想を聞かせてくれたり、すすめたりしてくれるのですが、どうも、その薦めてくれる映画が、私には一向に面白くないのです。 続きを読む 第032回 木山捷平の世界

第031回 鳥獣採集家 折居彪二朗

`93.4.1寄稿

私が住んでいる室蘭市には,昭和20年来の歴史を持つ地元紙「室蘭民報」があります。全国に数ある地方紙の中で,朝刊,夕刊と日に2回出すのは、この新聞だけです。 続きを読む 第031回 鳥獣採集家 折居彪二朗

第030回 函館の長谷川傑物4兄弟

`93.3.17寄稿

「あるひわたしたちがばんごはんをたべていると。〜」と、女の子が語り出します.何でも、片方の目がつぶれた、だけどとっても立派な「猫」が入って来た....と言うのです。女の子のお父さんは、この猫に「タンゲくん」という名前をつけたそうです。この猫は、一体いずくより来たり、いずこへ行かんとするのか???いやー、面白い!! 続きを読む 第030回 函館の長谷川傑物4兄弟

第307回 津波で沈んだロシア船「ディアナ号」

2011.3.寄稿

3月17日に私は「室蘭防災・情報機関懇話会」なる所から講演を頼まれていた。この会は、気象台台長・警察署長・北電支社長・JR各駅長・労働基準監督署長と言った面々から成る物で、文字通り「防災」について種々、意見や情報を交換するためのもので....と言う事で、私は頼まれた時に直ぐ頭に浮かんだ事から、卓話のタイトルを「日本人の災害観―世界に冠たる鯰(なまず)絵」と決めた 続きを読む 第307回 津波で沈んだロシア船「ディアナ号」

第306回 グルジアの画家「ピロスマニ」

2011.2月寄稿

中学生の時に読んで、感銘した「幼年時代」はトルストイの処女作で、コーカサス砲兵旅団の士官候補生としての勤務のかたわらに書き上げたものだった。 続きを読む 第306回 グルジアの画家「ピロスマニ」