第029回 「『音楽の泉』の人、堀内敬三」の伝記

`93.3.2寄稿

大学受験が終わった日、姉の友人の河村さんは、私を「エンペラー」に連れていってくれました。「えっ、高校生をエンペラーに??」と驚かないで下さい。 続きを読む 第029回 「『音楽の泉』の人、堀内敬三」の伝記

第028回 精神病学者・式場隆三郎の「狂人」と創造の世界

`93.2.16寄稿

私の本棚に、式場隆三郎著「ファン・ホッホの生涯と精神病1 」という上下2巻の本があります。上下合わせても、1558ページ、約6kgもある大冊です。昭和7年(1932)に聚落社(じゅらくしゃ)から限定370部で出たもので、私のは第182番です。

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  1. 式場隆三郎.ファン・ホッホの生涯と精神病.現代社(1955) []

第027回 直木三十五、森銑三「宮本武蔵」論

`93.2.2寄稿

一昨年(1991/平成3年)は、名作「南国太平記1 」の作者、直木三十五(なおきさんじゅうご)の生誕100年にあたったので、甥の植村鞆音(ともね)の編による、「この人、直木三十五2 」という回想集が出ました。

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  1. 直木三十五.南国太平記.河出書房新社 (1979) []
  2. 植村鞆音.この人、直木三十五.鱒書房 (1991) []

第026回 反骨の人「鈴木東民の生涯」

`931.14寄稿

1987年中旬に長野に旅した時のことです。「碌山(ろくざん)美術館」を観たあと、穂高駅に戻ってくる道筋の電信柱に、「ケーて、コルヴィッツ展」と新聞紙大の張り紙があるのに気付きました。 続きを読む 第026回 反骨の人「鈴木東民の生涯」

第025回 消えた「最後の授業」

`92.12.24寄稿

『かつての国民的教材「最後の授業」が`89年を境に、教科書から全く姿を消してしまった。一体何が起こったのか?』と言う、実に読むもの興味をそそってやまぬ文句を、帯にのせた本が出ました。 続きを読む 第025回 消えた「最後の授業」