`05.4月寄稿
室蘭工業大学で教鞭をとっていた坂西八郎先生が(ドイツ語)が、過ぐる2月に逝去された.私は先生には、3つの事で思い出がある。
1つは「野バラ」の本のこと。先生はゲーテの詩・野バラに、世界各国の作曲家達がつけた曲を蒐めたが、その手伝いをしたのである。大学図書館の参考係として、内外の大学や研究所で所蔵している楽譜を蒐める手伝いである。 続きを読む 第237回 ユダヤ人とナチスと現在
`05.4月寄稿
室蘭工業大学で教鞭をとっていた坂西八郎先生が(ドイツ語)が、過ぐる2月に逝去された.私は先生には、3つの事で思い出がある。
1つは「野バラ」の本のこと。先生はゲーテの詩・野バラに、世界各国の作曲家達がつけた曲を蒐めたが、その手伝いをしたのである。大学図書館の参考係として、内外の大学や研究所で所蔵している楽譜を蒐める手伝いである。 続きを読む 第237回 ユダヤ人とナチスと現在
`05.3. 寄稿
「地域連携学習」で、1月28日苫小牧沼ノ端小学校へ行って来た.どんな学習かと言うと、5年生には「蔵書票=Exlibris」の作り方、6年生に「本の腰巻き、つまり帯】の作り方を教えるもので、目的はと言えば「本への誘い」と言うことになろうか.子どもに向かって、何が何でも読め!読め!でなかうて、読書と言うもんは本を買う楽しみから始まって、本を持つ楽しみ=喜び、そしてもちろん読む愉しみ、読み終わったら,満足感と共に、これは俺の(私の)本だよ、と蔵書票を貼る喜び、そして、それを友達に”この本面白いよ”とすすめる喜び=楽しみ、と多様な楽しさがあることを伝えて,分かって欲しい、と言うのが目的の授業だ。
`05.2月 日 寄稿
過ぐる1月8日(土曜日)に「ふくろう先生と行く文学の森」―冬休み特別講座ーを本館三階の講堂で開いた。題して「聞いて熱中,雪の話!!北越雪譜と雪華図説の世界ー」。これ、苫小牧の受講生から「ふくろう文庫」を見たい,との声が出て,それならもっと一層実り豊かに、との発送から,雪の季節であるからして,ならば,雪に欠かせない本・2種と言うことになって、雪譜と図説を取り上げた次第。 続きを読む 第235回 雪華図説と鷹見泉石・渡辺崋山・鳥居耀蔵
`06.1.14
昨年(10月だったか)「室蘭民報」の創刊60周年記念祝賀会の会場で、(株)「エルム楽器」の小鷹室蘭支店長から、来春(即ち今年)にピアノの個人教授をしている先生方を対象に、講演会をして欲しいと頼まれた。20代から40代位迄の殆ど女の先生達だと言う。「内容はおまかせします」と言うことなので、私は引き受けたが、今年に入って細部の打ち合わせに、小鷹さんが来館した時に、私は「演題」を「悪人でも音楽家たり得るか?」にすると告げた。これは講演を引き受けた時、私の頭に瞬時に浮かんでいたもので、ピアノの先生達はいったいどのような気持ちで音楽を学び、又それを人に伝えるのだろう、と言うような疑問がいつも私の関心のなかにあるからだった。 続きを読む 第247回 音楽の役割は?ヒトラーとマーラー
`08.8.5寄稿
常用漢字というものがあって、これは「社会生活における漢字使用の目安」として1981年に告示されたもので、目下,1945字で構成されているそうな。ところが、これが見直しが必要だとて、文化審議会の中のワーキンググループと思しき漢字小委員会が検討の結果、新たに188字を加えるべく、その追加候補の字を、文化審の中の、これ又国語分科会に報告したそうな。これ、今年6月から7月中にかけて新聞に出たもの。 続きを読む 第276回 漢字の品格?、他 面白い本3冊