`04.2月寄稿
「同じく、これも断言するが、私は数えるのも面倒な程、多くの場所で、スペイン人たちが、手当たり次第に、ただ気紛れからインディオ達の男や女の手と鼻と耳を削ぎ落としているのを目の前で見た。又私はスペイン人達が、数匹の犬をけしかけてインディオたちをずたずたにさせようとしているのを見たし、実際に大勢のインディオが、犬に苦しめられているのも、目撃した。 続きを読む 第223回インカ文明と「インディアスの破壊についての報告書」
`04.2月寄稿
「同じく、これも断言するが、私は数えるのも面倒な程、多くの場所で、スペイン人たちが、手当たり次第に、ただ気紛れからインディオ達の男や女の手と鼻と耳を削ぎ落としているのを目の前で見た。又私はスペイン人達が、数匹の犬をけしかけてインディオたちをずたずたにさせようとしているのを見たし、実際に大勢のインディオが、犬に苦しめられているのも、目撃した。 続きを読む 第223回インカ文明と「インディアスの破壊についての報告書」
`04.2月24寄稿
今出たばかりの「近代帝国日本のセクシュアリティ1 」なる本を読みにかかっている。
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著者は中村茂樹。明治の政治家達の蓄妾(ちくしょう)問題から始めて、書名通り、近代日本が、帝国主義的植民地政策を押しすすめていく過程で、行った先々、中国やら朝鮮やら、台湾やらで、日本の男達が、現地の女性達に如何なる態度を取ったかを論じ、合わせて、日本にいた外国人と日本の女性との関わり方にも言及し、つまりは、男達の「性」に対する諸々を論難する...と言った趣の、すこぶる真面目な本で説得力満点の感じだ。 続きを読む 第224回 買春、売春を考える本
`04.3月19日寄稿
昭和61年(1986)に室蘭工業大学では、付属図書館を一般市民に開放した。それまでは、卒業して地元の企業に入った者が必要に迫られて、借りに来るのを除いて、普通の人々が図書館入って来ることは絶えてなかったから、これは一応画期的なことであった。 続きを読む 第225回 「本の話」ができるまで、装丁の本
`10.5月30日寄稿
図書館だより「ひまわり」の2010年5月・NO.112号、即ち前号で、「晴読雨読」を担当している久保さんが、魔女のことを書いていて、「ところで、どうして『魔女』は絨毯(じゅうたん)ではなく、箒(ほうき)を跨いで空をとぶのだろうか?山下先生教えて!!」と書いている。 続きを読む 第297回 魔女はなぜ箒に乗るのか