第304回 卯年に因んで兎の話

`10.12.15寄稿

「守株(しゅしゅ)」又は「株守(しゅしゅ)と言う言葉がある。昔宗の農夫が、兎が偶然、木の切株に頭をぶつけて死んだのを見て以来、百姓仕事を止め、木の株の番をして暮らし、国中の笑い者になった...出展は「韓非子」 続きを読む 第304回 卯年に因んで兎の話

第018回 与謝蕪村の世界

`92.9.1寄稿

我が家に新聞を届けてくれるのは、花が大好き、と言う高校一年生の加奈子君です。彼女は色白で、パッチリした目と、白く輝く歯の持ち主で、いわゆる「明眸皓歯」(めいぼう=すんだひとみ、こうし=白い歯)型の美少女です。 続きを読む 第018回 与謝蕪村の世界

第017回 漆器の魅力と扱い方の本

`92.8.19寄稿

栄高校の三年生の女子が遊びに来たので、お汁粉を御馳走しました。おいしいと言って食べ終わった彼女は、自分で片づけると台所に立ちました。その姿を好ましく見ていた私は、途中で、思わず「ダメダメ」と大声をあげました。 続きを読む 第017回 漆器の魅力と扱い方の本

第016回 日本の毒蛇「ハブ」

`92.7.31寄稿

樽前山に初めて登ったのは、高校二年生の時ですが、苫小牧からバスで、支笏湖へ出ました。兄が登った頃には、「王子製紙」が材木の切り出しに使っていた「森林鉄道」に乗せてもらったと言う事で、今、バス道路の脇を走っているサイクリング用道路は、軌道のあった跡地を再利用したのでしょう。 続きを読む 第016回 日本の毒蛇「ハブ」

第015回 ハリウッド良心の勝利

`92.7.15寄稿

大学生の時、同級生の矢口和子さんと一緒にアメリカ映画「黒い雌牛」を観ました。これは、メキシコの原野に生まれ育った牛と少年の友情を描いた秀作です。牧場主の死で、闘牛用に売られることになった牛を取り返すべく少年は,メキシコシティへ単身出かけて行きますが、時既に遅し,愛する牛は既に闘牛場の真ん中へ引き出されていた。...という筋のものです。 続きを読む 第015回 ハリウッド良心の勝利