第327回 風呂屋の富士山.強姦の歴史.終りなき歌

2012.01寄稿

昨年12月2回続けて洞爺湖に泊った。日頃「ふくろう文庫」に支援の目を向けてくれている野口観光の野口秀夫社長が、「ザ・レイクビューTOYA 乃の風リゾート」を新たに開いたので、「貧者の一灯」的な」お礼に泊りに行ったのだ。 続きを読む 第327回 風呂屋の富士山.強姦の歴史.終りなき歌

第326回 人としての有り様を問う映画と本

2012.12月寄稿

今回は映画(=DVD)とそれに関する本を取り上げる。大新聞の映画評に取り上げられてから、つまり封切りされてから、DVDになってあらわれるまでは平均して、どうも4ヶ月はかかっているようだ。 続きを読む 第326回 人としての有り様を問う映画と本

第325回 小野アンナ・ブブノワ姉妹・林光

2012.11.寄稿

2012年9月号の本欄で、私は松本善三「提琴有情−日本のバイオリン音楽史−」(レッスンの友社、平成7年刊)を紹介した。その本の第3章「大正から昭和へ」の184頁に「多くの生徒を育てた小野アンナ」の見出しの下、「大正12年1月13日に小野アンナの第1回リサイタルが神田美土代町基督教青年会館で行われた」とある。 続きを読む 第325回 小野アンナ・ブブノワ姉妹・林光

第324回行平と地獄とジャガイモの話

2012.10寄稿

9月末、新聞で芸能欄の邦楽「第3回長唄伝承曲の研究会ー江戸のしゃれた音色ー」を読んでいると、「〜この会らしく埋もれた名曲を選んでの演奏だった」の文のあとに「〜謡曲の松風。物狂いの霊となって行平を助ける松風の哀れさがにじむいい曲だ」とあるのを読んで、とたんに50年も前に読んだ本を思い出した。寺西五郎著「語理語源1 」いかなる連想か?

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  1. 寺西五郎.語理語源.雪華社(1962) []

第323回函館相馬哲平.市浦村の偽書.ニホンカワウソ.etc

2012.9月.3日寄稿

フランスはプザンソンの美術館が所蔵する蠣崎波響(かきざきはきょう)の「夷酋列像(いしゅうれつぞう)」里帰り展が函館であるというので行って来た。 続きを読む 第323回函館相馬哲平.市浦村の偽書.ニホンカワウソ.etc