`94.6月15日(水)寄稿
この「あんな本、こんな本」の(21)で、私は画家「蕗谷虹児」(ふきやこうじ)の自叙伝「海鳴り」詩画集「花嫁人形」「ベトイユの風景」を取り上げ、最後を次のように結びました。 続きを読む 第053回 地方の美術愛好家にとって図録はありがたい
`94.6月15日(水)寄稿
この「あんな本、こんな本」の(21)で、私は画家「蕗谷虹児」(ふきやこうじ)の自叙伝「海鳴り」詩画集「花嫁人形」「ベトイユの風景」を取り上げ、最後を次のように結びました。 続きを読む 第053回 地方の美術愛好家にとって図録はありがたい
2012年5月寄稿
司馬遼太郎の「街道をゆく」の(14)は「南伊代、西土佐の道」だ。中に「大洲の旧城下」なる一節がある。朝、司馬は道の狭い城下町へと出て行く。町の中心部に近い所で、沢山の蔵が建ち並んでいる一角に入って、司馬は打ち水をしている老婦人にこの蔵は何か?と訊く。 続きを読む 第319回 詞藻豊かな松山と宇和島藩
`94.6月1日寄稿
室蘭は一体に風の強い所ですが、殊に私の住んでいる、その名も詩的な「白鳥台」は海からわずか1200m、おまけに海抜120m余の高台ですから、風の吹かぬ日はない、と言っていい位なものです。 続きを読む 第052回 野鳥の鳴声と関連本
`94.5月10日寄稿
「昭和12年大晦日の午後4時45分、しんしんと雪に降り込められている敷香駅に到着した列車から若い男女が降り立った。〜10分後、この男女は宮通りの山形屋旅館に旅装を解いた。この頃敷香は人口3万人余を誇り〜盛り場のカフェや飲食店の数は、島内随一であった。しかし、この男女はそうした町のにぎわいに接するでもなく、部屋に引きこもったまま一夜をすごした。」これは西木正明の「丁半国境」の一節です。 続きを読む 第051回 丁半国境 西木正明
2012.4月寄稿
今回は新聞の切り抜きを整理していて、これはあの本に挟もうと思ったものの中の2.3に付いて書く事にしよう。時、日関係なしに挙げていくが、まず第一は盲人のこと。 続きを読む 第318回 新聞の切り抜きより、