第301回 人間通シムノンとメグレ警視

`10.09月寄稿

もう30年も昔の話になるが、室工大勤務中に、水元小学校の6年生が図書館見学に来た。中に1人結構本を読んでいると感じさせる物言いをする男児がいて、その子が質問の時間になって訊くには、「世界で一番売れている本はなんですか?」と言うものだった。 続きを読む 第301回 人間通シムノンとメグレ警視

第300回 歌と戦争

`10.8月寄稿

7月24日(土曜日)の「第18回ふくろう文庫ワンコイン美術講座」のテーマは、柳宗悦(やなぎむねよし)だった.柳とはもちろん「民芸」の創始者で、民芸とは「衆的工」を縮めた言葉だ。 続きを読む 第300回 歌と戦争

第057回 さばくのカエル.蛙百科他

`94.8月30日寄稿

新聞を開けば,猛暑、大渇水の話ばかり、ブロイラーは100万羽死ぬ,養殖のカンパチやハマチは3万匹死ぬ,銀鮭の稚魚に至っては,死んだのが105万匹。 続きを読む 第057回 さばくのカエル.蛙百科他

第058 国立大学図書館の閉鎖性

`94.9月20日寄稿

8月30日、朝日新聞の朝刊「声」の欄を読みながら,私は思わず、「やっちょりますなあ」と声を出しました。「声」の欄は、いわゆる読者の投書欄ですがあ、そこに川崎在住の大学助教授(38才)が、会議出席のため東大に出かけた際、図書館を利用しようとした所、入館を断られた。としてそのいきさつを述べ,「大学の図書館は一般市民にも開放し。勉学の助けを行うべきだと思う」と結んでいます。 続きを読む 第058 国立大学図書館の閉鎖性