第299回 相撲と蜘蛛合戦のこと

`10.7.15寄稿

過ぐる7月10日、私は苫小牧の市立図書館で、「浅川伯教(のりたか).巧兄弟」について、2時間の講演をした。浅川兄弟とは言うまでもなく、朝鮮を愛し、朝鮮の人を愛し、その国土と、その人達が造り上げた朝鮮の美を愛した兄弟で、この兄弟ある故に、後の「民芸」運動の祖たる柳宗悦が存在したと言っても過言ではない大いなる兄弟だ。只今回の話題はこの兄弟ではない。講演の前後に、私を応援してくれている「ふくろうの森の会」の人から出た話の中で、私が「おやっ」と思ったことが、2つあって、今回はそのことを書く。 続きを読む 第299回 相撲と蜘蛛合戦のこと