司書独言(164)

2015.8.寄稿

⚪️月⚪️日 TVの「たかじん」に出ていた、髭の村田晃嗣がいつの間にか同志社大学の学長になっていて、同志社も堕落したもんだと思っていたら、この軽薄才子、今度は与党から国会に招ばれ、期待通りに戦争法案支持と出た。困ったもんだと呆れていたら8月中旬、同志社大学からこのおべっか使いに対して、「良心教育を基軸とした大学のイメージを大きく損なう。心から恥ずかしい」との批判の声明が出た。同志社大学は知性と良心を失っていなかったと安心した。

⚪️月⚪️日 栃木県の地元紙・下野(しもつけ)新聞が15日、市民2600人超の「安保法制は違憲です!」との意見広告を載せた由。7月にこの法案が強制採決された時、同紙は17日に「審判に堪える責務果たせ」との論を張った。この日、地方紙は「北海道新聞から」「沖縄タイムス」までズラリと批判の結束を示して壮観だった。さて、8月に入って我が地元紙「室蘭民報」にも連日、「戦争は断じて否」と語る年寄りの戦争体験談が載った。特攻機に乗る筈、魚雷に乗る筈、と体験は異なれど、戦争が良いとは誰も言わぬ。かくして9万人の市民の中に戦争好きがいるとはとても思えないが、室蘭民報は、この「下野新聞」の動きをどう見るのかしらん。誰ぞ....!!

⚪️月⚪️日 東芝をダメにした歴代3社長の役員報酬は全員1億円超であると。私が仲人したNは室工大電子をトップで出て東芝に入社となったが、時ならずして「こんな会社にいられない」と退社して専門学校の教師になり今に至っている「こんな会社」とは「どんな会社?」と訊きははしなかったが、つまりは「こんな会社」だった訳で、今度会ったらNの明察を褒めてやろう。もう一人東芝勤めが知り合いにいるが、彼は「ボーナスも一応でたし、まあ物は考えようですから」と。これ。佐高信は言う「社畜」の従順さという物ではなかろうかね。

⚪️月⚪️日 「戦争法案」に対して歴代5首相が苦言を呈した、と記事が出て、我が室蘭が誇る鳩山由起夫元総理は?と読めば「アメリカに媚びを売るような形で集団的自衛権の行使をすることは反対です。それはアメリカの認めた戦争に唯々諾々と参加せざるを得なくなることが明らかだからです」とある。

⚪️月⚪️日 億万長者の同士は時々測量山のライトアップに、その資産からすれば滴にもならぬような一滴で「日本が平和でありますように」と訴えていて、その姿勢はまあ一貫している。一方弟の邦夫の方はナニヤラ研修会で「安部政権が当分続くことが日本のためだ」と発言。室蘭のためには兄の方を良しとするか。

⚪️月⚪️日 鶴瓶が樹木希林との対談で「9条譲ったらあかん」「へんな解釈だめ」と発言した.エライなあ。たけしは先日某紙で、又例の調子で「年寄りはもっと不良にならなきゃダメだ」とぶっていたが、体制に対して異をとなえず、ただ不良になるだけならそれはチンピラということだ。鶴瓶方が余程ドスが効いている。

⚪️月⚪️日 戦時中、山本五十六長官の戦死が発表された昭和18年の夏場所で、青葉山と竜王山が2度水入りの熱戦でも勝負がつかず引き分けとなったら、「軍神」去る日にナンタル敢闘精神の欠如!と、2人共出場停止となったと。言いだしっぺの面が見たい。

⚪️月⚪️日 新国立競技場見直し云々で正道に戻ったかと思いきや、その五輪担当相に建設業界から5,500万の資金提供!なる記事が出た.この人物で大丈夫かな??と思っていたら、名は知らぬがスポーツ評論家,京大中退だかの白髪・白髭の落ち目のバリトン歌手みたいな声を出す男が、「大臣と話しあったが、あの方はスポーツに造詣が深い」と持ち上げている.この後に及んでこのベンチャラ。だいじょうぶかな!?

⚪️月⚪️日 この人,モルエでの「ふくろう文庫」展に必ず現れる人で、今回初めて向こうから話かけて来て、「道新の全道版で知って来た。毎回いい物を見せてもらって感謝しているし、又この運動を尊敬している」と言ってくれた。

⚪️月⚪️日 もう一人の札幌の人は、「東京にも観に行くが、掛軸・絵巻展示は皆照明を落として暗いガラス戸の向こう側にあり,更に人混みで見た気がしない.それがここではビニールの上に顔をくっつけるようにして観れるし,人にも追ったてられない、ありがたいですよ。」と言っていた。この人も毎回来てくれる由。最終日には先山明子・元室蘭労基署長も来てくれた。紙幅足りず名前は挙げないが、手伝った人皆に只々感謝!!

司書独言(162)

⚪️月⚪️日 「つるむ」なる言葉は普通は動物の交尾や人間の合体を指すものだが、私はこの言葉が嫌いだ、というのは「警察隠語類集」や「符牒六千語」などの、いわゆる隠語辞典では、この語は「共犯関係を結ぶ=共犯者」となる 続きを読む 司書独言(162)

司書独言(160)

⚪️月⚪️日 曽野綾子が又してもオタンチンパレオロガスに類することをしてくれた。南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離)、あのマンデラが死を賭して撤廃に取り組んだ悪性度を、許容する発言をしたのがそれ。

大江健三郎の「沖縄ノート」の誤読もそうで、何度良識ある人々の眉をひそめさせる発言をしてきたことか。保守の論客などとおだてあげる方が悪い、誰ぞきちんと諭してくれる知識人はいないものかと憂いていたら、精神科医の斎藤環が投稿した。

⚪️月⚪️日 斎藤は「キャラの立った高齢者」という妖怪が日本の言論界を徘徊しているとして、「とりあえず曽野綾子氏は間違っている」とする。小気味良い。この後南アフリカに住む吉村峰子という人の、曽野綾子は白人専用だったマンションに黒人家族が一族を呼びよせたために、共同生活が破綻したというが、そんな話は有り得ず、「胡散臭い」とする投稿がでた。さもありなんの論だ。

⚪️月⚪️日 昔私は一度だけ姉に誘われて聖心女子大学に行ったことがある。学校祭でばざーがあり、なんとグランドピアノが売りに出されいて驚いたが、確か曽野はここの出身者の筈だ。そしてもうひとつ確か美智子皇后も同じ筈だ。その美智子皇后の天皇と組んでの平和志向の処行為は見ていて頭がさがるものだが、同窓生たちはこの愚かかなる曽野の行為と、皇后の崇高な行為のどちらに組するだろうか。

⚪️月⚪️日 曽野はこれ又確かクリスチャンの筈だが、その論その行為をみていると、ー神教キリスト教の最も悪しき部分たる排他性が如実に出ているなあと思わざるを得ない。それにしても、曽野の書く老後の人生論みたいな本が新書コーナーのベストセラー上位に入っているのを見ると、どこの「お人よし」が買って、この老害めいた老女の論客?に印税で富ませているのだろうかと、いやな気持になる。書く方も書く方、読む方も読む方だ。

⚪️月⚪️日 吉野文六・元外務省アメリカ局長が、96歳でこの3月末なくなった。沢地久枝の「密約」で知られる沖縄返還交渉時の担当者。事はアメリカが負担すべき米軍用地の現状回復費用400万ドルを日本側が極秘に肩代わりしていた「密約」バカゲルにも程がある話だが、この人ずっと国会でも「密約は」なかったと言い続けてきたが、2006年に至って政府関係者として初めてそれがあったと証言した。聞いて最初に思った事は、”遅いってえの”と言うこと。黙って死んで行くよりはいいが、それにしてもだ。この長年のごまかしの沈黙、公務員の態度として褒めるべきなのかどうか私には疑問だ。

⚪️月⚪️日 肩代わりと言えば、リラン・バークレーなる50歳のアメリカ人がいて、「ザ・思いやり予算」なるドキュメンタリー映画を作っている。この人「他国の基地を税金で国内に建てる」とは変だとする非常にまとも人で、この人が言うには沖縄の米兵に日本が提供している住宅は、福島の仮設住宅5軒分の広さだと。これ又バカゲルにも程がある一種だ。

⚪️月⚪️日 ドキュメンタリー映画と言えば、今井友樹の「島の道を超えて」が去年のキネ旬の文化映画作品賞ベスト・テンに入った。今禁じられている「かすみ網猟」という、言うなれば鳥に関する文化を故郷の岐阜県東濃地方で取材した作品だ。「かすみ網」とくれば昭和58年の遠藤公男著「ツグミたちの荒野」(講談社)なる一読胸打たれる名著がある。この今井の作品もそうだが、優れたドキュメンターを見ることは中々難しい。DVD屋のドキュメントの棚にも毎度目を配っているが、格闘技だの、美容だの、どうでもいいとは言わぬが、並んでいるのはそんなのが圧倒的に多い。劇映画の上映会もありがたいが、この手の上映会もあればいいな。

⚪️月⚪️日 日本医大特任教授なる梅原純子によると、テレビの医学トーク番組での情報はどの位正しいかとなれば、イギリスの調査では、半分は根拠のない情報だった由。さて日本の場合は?と教授は設問するのだが、私はテレビは観ないし出ているのはタレント化した医者ばかりのようだから、ハナから信用していないので実害はない。この間知り合いから元気そうだけど飲んでるサプりメント教えて、と言われたが、そのてのものは飲んだことがない。投句川柳を借りれば「人生あと少しだから酒タバコ」の気分で入る。但し、タバコは手にしたことがない。