`00.6.2寄稿
私は、栄高校の2年まで硬式野球の選挙で、3年生になると、受験が控えているので退部したが、足はこれでも遅い方ではなかった。だから運動会はちっとも苦にならず、又、3等以内に入らぬと言うことは、先づなかった。 続きを読む 第164回 運動会の本とシーボルト・イネの本
`00.6.2寄稿
私は、栄高校の2年まで硬式野球の選挙で、3年生になると、受験が控えているので退部したが、足はこれでも遅い方ではなかった。だから運動会はちっとも苦にならず、又、3等以内に入らぬと言うことは、先づなかった。 続きを読む 第164回 運動会の本とシーボルト・イネの本
`00.5.17寄稿
今年は「国際児童年」だが、先週、そのことに関して北海道新聞社の本社から、生活部の記者で、旧知の、五十嵐さんが取材にきた。色々なテーマについて聞かれたが、その一つに「近年出た絵本の中で、山下さんにとっていい本は、どんな本ですか」と言うのがあった。そこで私は、二人の作家の作品集をあげた。 続きを読む 第163回 絵本作家と風刺画家グロッズ
`00.4.7寄稿
今朝の「室蘭民報」の第一面は「有珠山新火口と泥流確認」と先づあって、次が「爆発的噴火を警戒」だ。その横には、小渕首相が緊急入院でとある。一昨日の中央紙には「四月に入って最初の日曜日になる二日、東京都台東区の上野公園では桜が三〜五分咲きとなり、多くの花見客で賑(にぎわ)いました」とて、四万人の行きかう写真が出ている。こっちはそういかぬ。噴火のおかげで「桜の名所として有名な有珠善光寺ツアーは当然、取りやめ春の目玉なのに痛い」との談話(旅行代理店)がやはり、「民報」に出ている。 続きを読む 第161回 桜と花見 トンカツの誕生
`00.3.17寄稿
私は白鳥台(はくちょうだい)と呼ばれる港の見える台地に住んでいるのだが、最近ごく近間にゴミ焼却炉が建設予定であるとの話がそれこそ降って湧いた。
そこで、先日開かれたゴミについての勉強会に出て話を聞いてみたダイオキシンについて、色々説明された中に「チャー」なる言葉が出て来た。うる覚えで書
くと、何でも、「未燃物」と言う様な意味の言葉だ(の筈だ) 続きを読む 第160回 博物学の巨人アンリー・ファーブル 他3冊
`00.2.18寄稿
「ビルマの竪琴」それに「コタンの口笛」両者とも名作とされて久しいが、私はこの2名作を読み終えた時に、奇妙な感じを受けた。各々、色々感じたの
だが、奇妙な感じと言うのは、この2作に対して一致した感想が一つあった、と言う意味である。その一致した感想とは、一言で言えば、この2つなんとなく「ウサンクサイナ」などと言うものであった。 続きを読む 第159回 ウサンクサイ名作と、バートランド・ラッセル