`06.1.14
昨年(10月だったか)「室蘭民報」の創刊60周年記念祝賀会の会場で、(株)「エルム楽器」の小鷹室蘭支店長から、来春(即ち今年)にピアノの個人教授をしている先生方を対象に、講演会をして欲しいと頼まれた。20代から40代位迄の殆ど女の先生達だと言う。「内容はおまかせします」と言うことなので、私は引き受けたが、今年に入って細部の打ち合わせに、小鷹さんが来館した時に、私は「演題」を「悪人でも音楽家たり得るか?」にすると告げた。これは講演を引き受けた時、私の頭に瞬時に浮かんでいたもので、ピアノの先生達はいったいどのような気持ちで音楽を学び、又それを人に伝えるのだろう、と言うような疑問がいつも私の関心のなかにあるからだった。 続きを読む 第247回 音楽の役割は?ヒトラーとマーラー