昨年の7月から、奇数月の第四土曜日に「ふくろう文庫ワンコイン美術講座」なるものを始めたが、早いものでこの7月の「蠣崎波響(かきざき・はきょう)―松前藩の家老にして一級の画人・文人」が第13回目となる。第12回目には「小川芋銭」をやった。 続きを読む 第286回 ワンコイン美術講座・小川芋銭
カテゴリー: あんな本、こんな本
第285回 独裁者と芸術
チェコはプラハの北15km、プラハの空港のすぐ近くに「リディツェ村」がある、いや、あった、と書く方が正確だろう・・・と言うのは、この村は一度この地上から抹殺された村だからだ。この抹殺と言う意味は文字通り、言葉の通りのもので、この村の人達は殺され、大地はブルトーザーにならされて、一見,只の「さらち」にされてしまったからだ 続きを読む 第285回 独裁者と芸術
第284回 文学とカステラと抵抗
最近の映画2本に刺激されて本4冊上げる。先ず山田洋次監督+吉永小百合主演の「母べい」を観た。 続きを読む 第284回 文学とカステラと抵抗
第283回 山下敏明 読書歴
今となっては、きっかけはよくわからないのだが、確か高校2年生の時に、同期の「ヤッコ」と「ヨッコ」、つまり「泰子」と「佳子」と3人で,札幌の「茨戸湖」で遊んだことがある。何で札幌、それも外れの「茨戸湖」くんだり迄行ったのか,最初に書いたように、てんでわからぬ。
第282回 ひな人形と独裁者
平安時代の昔から,我が身のケガを「人形」に託して祓う行事がある。つまり厄払いの身代わりになってもらうものだが、その表れの一つが「流しびな」で,広辞苑には「3月3日の節句の夕方、川や海に流すひな人形。ひなはもともと〔ひとがた〕として神送りするものであった」とある。して又「神送り」とは「わざわいの神を追い払うこと」だ。