第007回  渡り鳥の本

`92.3.16寄稿

北帰行  ① 窓は夜露にぬれて 都すでに遠のく  北へ帰る  旅人ひとり  涙流れてやまず

② 夏はむなしく消えて 今日も 闇をさすらう  遠き想い はかなき望み 恩愛 我をさりぬ

③ 今は黙してゆかん  何をまた語るべき  さらば祖国 いとしき人よ  あすはいずこの町か

詞.曲 宇田 博 続きを読む 第007回  渡り鳥の本

第006回 若乃花一代記

`92.2.28寄稿

私の父は、相撲が好きで、若い頃には国技館まで出かけたり、勧進元もつとめたりしたそうで、我が家のアルバムには、赤ん坊の兄を抱いた3代高砂親方(2代目朝潮太郎)と193cm、140kgの巨体の横綱男女の川(みなのがわ)が並び、その前に私の両親、後には力士がズラリと控えた写真が残ってます。 続きを読む 第006回 若乃花一代記

第005回 橋のなんでも小事典

`92,2,14寄稿

栄高校が、栄町にあった昭和30年頃には、海岸町の栗林本社近くから、本輪西の現ウインズ前辺りを往復するポンポン蒸気船がまだあって、私の級友には、それで通学している者もいました。 続きを読む 第005回 橋のなんでも小事典

第004回 トイレの「ウンチク」の本

`92.2.14寄稿

どうした風の吹きまわしか、室蘭では公共トイレの建設が相ついで、昨年11月末には、測量山の唐松平広場に、野鳥の巣をイメージして、2200万余をかけて作ったトイレが「日本トイレ教会」から「グッドトイレ10」の本年度奨励賞を受けました。 続きを読む 第004回 トイレの「ウンチク」の本

第003回 ストーブの本

`92.1.20寄稿

子供の頃我が家では、仕付けをかねて、姉と二人で順ぐりに、ストーブ当番とか、階段掃除当番とかの役目があてられました。冬、朝まだき、家族が寝ている間に起き出して、寒さに縮(ちぢ)こまりながら、居間のストーブに火をつける仕事が、子供心にもつらくて、嫌いなものだった。 続きを読む 第003回 ストーブの本